今日は、瓦の重なりについて、書きます。
普通の桟瓦(53判)いぶし、陶器共↓ ↑2寸強(約7センチ)位が、ほとんどですね♪
それが?中深か(ちゅうぶか)になりますと、↓
さらには、両2寸になると↓
↑こ~んだけ重なります。
何センチ以上重ねればOK!と言う法則はありませんが?
普段、見えない箇所も、頭に叩き込んでおかなければ、
良い仕事は出来ません。
和型育ちの私の考えでは、1寸、1寸の2寸が、限界の寸法だと
思っているのですが??
現に、洋瓦S型↓
洋瓦、2山↓
もう一枚↓
などは、すべて、2寸以下の重なりです。
皆さん、
各メーカーさんの、マニュアル通りの寸法で葺いていますが?
案外、重なりについてまでは、気にしていないと思います。
是非、頭に入れて、注意して施工する事をお勧めいたします。
マニュアル通りの寸法でいくと、重なりは、和型53判と同じ、
2寸強ですが???
ただ、山がない!谷がない!それより何より、切り込みがない!!
事も、頭に入れて、施工しないとね♪
これを、同じ粘土瓦だから・・って、同じマニュアルに統一するのは、
まったくもって、ナンセンスなお話ですよね♪(笑)
通常の軒瓦と、同じ働き寸法ですが??
5分(1センチ5ミリ)大きく出来ています。
軒瓦は、一番雨量の多い所やからねぇ?っと、
こだわりの5分、優しさの5分です。(笑)
あっ、そだ!そこの瓦屋さんで、頂いて来た、
東本願寺の瓦です。
よ~く、見て、見て、ほ~ら!重なりが・・・↓
見える、部分より、見えない部分の方が、多いんだよ~ん!
瓦の、重なり寸法も、是非頭に入れて、優しい施工を
こころがけたいですよね♪