今日は、瓦の重なりについて、書きます。
普通の桟瓦(53判)いぶし、陶器共↓ ↑2寸強(約7センチ)位が、ほとんどですね♪
それが?中深か(ちゅうぶか)になりますと、↓
さらには、両2寸になると↓
↑こ~んだけ重なります。
何センチ以上重ねればOK!と言う法則はありませんが?
普段、見えない箇所も、頭に叩き込んでおかなければ、
良い仕事は出来ません。
和型育ちの私の考えでは、1寸、1寸の2寸が、限界の寸法だと
思っているのですが??
現に、洋瓦S型↓
洋瓦、2山↓
もう一枚↓
などは、すべて、2寸以下の重なりです。
皆さん、
各メーカーさんの、マニュアル通りの寸法で葺いていますが?
案外、重なりについてまでは、気にしていないと思います。
是非、頭に入れて、注意して施工する事をお勧めいたします。
マニュアル通りの寸法でいくと、重なりは、和型53判と同じ、
2寸強ですが???
ただ、山がない!谷がない!それより何より、切り込みがない!!
事も、頭に入れて、施工しないとね♪
これを、同じ粘土瓦だから・・って、同じマニュアルに統一するのは、
まったくもって、ナンセンスなお話ですよね♪(笑)
通常の軒瓦と、同じ働き寸法ですが??
5分(1センチ5ミリ)大きく出来ています。
軒瓦は、一番雨量の多い所やからねぇ?っと、
こだわりの5分、優しさの5分です。(笑)
あっ、そだ!そこの瓦屋さんで、頂いて来た、
東本願寺の瓦です。
よ~く、見て、見て、ほ~ら!重なりが・・・↓
見える、部分より、見えない部分の方が、多いんだよ~ん!
瓦の、重なり寸法も、是非頭に入れて、優しい施工を
こころがけたいですよね♪
2010-07-09 12:24
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コメント(4)
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普通~に勉強になりますよね(^_-)-☆
枚数をケチって、重なりを浅くし始めたのがそもそもの間違いかな?(笑)
あ、判を大きくしたのも同じ理由?
そもそも平たい瓦って・・・(-_-メ)
山をケチったのかな?
なんでもケチるのはいけませんね(爆)
by 瓦人 (2010-07-09 19:28)
東本願寺の瓦すごいですねー。
タ○ホームとか、ア○○○ホームとかに東本願寺の瓦を載せたら
家が潰れますよ。屋根は軽く耐震設計してあるから。瓦は禁止でっす。
by 古民家 (2010-07-09 20:37)
瓦人さん>はい、昔の深切りから、何処まで、引っ張ってもOK!か?を追求した
結果かな?(笑)ま、これも先人達の努力の結果でしょう。
今の洋瓦は、限界まで、追求しちゃってます。
例えば、仮に、葺き足を、5厘伸ばして、葺いた時、同じ五厘でも、
限界を超えた5厘と、余裕の中の5厘じゃ違う!っと言う事を、
認識しなくてはなりません。
いずれにしましても、引っ張る事は、良くない事ですが?
メーカーさんが、OK!と言ったから、OK!じゃぁなく、
メーカーさんも、屋根屋さんも、再度、重なりについて、
考えてみましょうね♪ってな訳です。(笑)
by お洒落な屋根 (2010-07-10 05:18)
古民家さん>本願寺の瓦、横1尺3寸2分(40センチ)縦1尺7寸2分(52センチ)
です。そうですねぇ?たぶん?この瓦では、無理です。(爆)
by お洒落な屋根 (2010-07-10 05:25)