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謎の切り取り線 [作品(瓦のこと)]

今日は、入母屋の棟積み替えの現場でした。


私は、このメーカーの「南蛮しっくい」を使ってます。





同業者の皆さんは、何処のメーカーさんのを、お使いですかぁ?

このメーカーのをお使いの皆様は、

この袋の、ここの箇所に、




何で?っとお思いになっている方がいるんじゃないかな~ぁ?って

思った私、お洒落な屋根さんは、本日、謎の切り取り線の秘密を、

大公開しちゃいます。

↑ヒント・・・犯人は、私です。(笑)

 

実は、この、メーカー、社名にもありますが、元は、配合粘土を袋詰め

していたメーカーさんでした。

私も、土コネから開放された、画期的商品でした。

それを使っていた頃の話です。(10数年前)

配合粘土の社長さん、とても研究熱心で、よく私の施工現場も来ていました

その当時の、私の、土の置き方は、こ~んな感じでした。

まず、大きな草刈鎌で、土の袋のど真ん中を、グサッっと入れます




それを、このように




置きます。後は、袋をやさしく脱がせて、(笑)




スルメ鏝で、のします。

その手際の良い私の作業を見ていた配合粘土社長は・・・・・

 

この方法は、実に!すっごいっ!!

日本中に、教えてやらなくては・・・・っと、切り取り線を付けました。

↑これ、本当の話

 

でも?南蛮漆喰になった現在では、考案者(笑)の私も、このように

 




開けてます。だって、こうなっちゃうもんねっ(笑)




あじゃ~っ!(笑)

 

この切り取り線、実は、こ~んな物語があったのよん(笑)

 

 

 

 

ラン訪です。だけの皆ちゃまは、私の特設カテゴリ(ラン訪さんは、ここ)に

お願いしますね♪


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谷入れ替え [作品(瓦のこと)]

今日は、谷入れ替えに行って来ました。


谷部分から、雨が漏るお宅でした。


現場に行って見ると、ズバリここで、間~違いない!!


雨漏りの条件が、バッチリそろっていました。





早速はがして見ました




大工さんと、痛んだ野地板を張り、ルーフィングを丁寧に張りました。

さて、いよいよ谷板金の取り付けですが、大問題です。

板金屋さん、ガルバで折ってきちゃったよ~っ!

しかも、谷だけおいて、帰っちゃったし、さて、どうしましょ?

どう考えても?ガルバで、かち合いは、ちょっと無理でしょ!

そこで、大工さんに、近くの金物屋で、ガルバの平板を買ってきてもらい

二人で、板金屋さんをしました。

このように、納めました~ぁ。

 







これなら、雨水も、木の葉も、スムーズに流れるでしょ

そもそも、かち合いの谷、この大量の雨水、一側でのませるのは、

そこの瓦だけ、かわいそうだもんね♪葉っぱもつまるしね♪

今回、裏の方という事で、雨仕舞い重視で、工事しました。

仕上がった時には、暗くなってしまいました。

 

 

ラン訪さんは、カテゴリ、「ラン訪さんは、ここ」にお願いしますw。m(_ _)m


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ラン訪デ━d(ゝω・*)b━ス!!(笑) [作品(瓦のこと)]

そだ!良い事を思いついた←超頭のいいお洒落な屋根さん(笑)


 


ラン訪デ━d(ゝω・*)b━ス!!   ((*´∀`))ウキャキャ


 


ラン訪さん、専用ページです。


みなちゃま、勝手にコメントして下され(笑)


 


どうぞ!お気軽に。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \


 


さて、100まで行くでしょうか(笑)


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名月赤城山 [作品(瓦のこと)]

私の、今日からの仕事の現場は、上州(群馬県)です。


現場の屋根から見える山、





これが、「赤城の山も、今宵限り、かわいい子分の、てめー達とも

わかれわかれになる門出だ~~ぁ!」の国定忠治で有名な赤城山です。

この山に雲がかかっていると、これまた、上州名物

「かかあ天下と、空っ風」で、冷たい北風が吹きますw

                                           (今日は、さぶいよ~っ!)

さて、今日からの仕事ですが、棟の積み替え工事です。

とりあえず、こ~んな感じのケラバ破風入母屋です。




この棟、経年劣化もあるけろ、ちょっと変(笑)ですw。ほら




ありゃ







ん?それと、目の錯覚ではありません!ちょっと




よじけちゃってるよ~っ!(笑)

とりあえず、全バラ







ここは、勘弁かな~ぁ(直しようがない!)




ありゃ?(笑)UPで




丸引きなんだから、なんとかしろよ~~っ!(怒)

さて、全バラした棟、私に組み立てられるでしょう~か?(笑´∀`)ヶラヶラ


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お寺に行って来ました。 [作品(瓦のこと)]

今日は、昨日の続きの棟を完成!させました。


そして、お寺の現場で、棟梁と、打ち合わせ


そうそう、お寺の塀工事が完成!してましたよ~っ!


 

















ここなんか、一文字使っちゃってるよ~っ!←何となく上手い(笑)

総代さん達、裏側も、白壁で仕上げていました。ほらっ!




私が、行くと、先生、こんなもんでいかが?でしょうか?だってさっ(笑)

私は、単なるアドバイスをしただけなので、皆さんの情熱と熱意で、

もちろん!100点満点ですw。とお答えしました。

このお寺の歴史が、瓦によって、語り継がれる!最高じゃないですか!

庫裏・客殿も順調に進行中でした~ぁ。

 




棟梁に指示したように、各職の皆さんも、いぶし瓦にテープを張る事も

なく、足場屋さんなども、慎重に工事を進めておりました。こっちも合格!

棟梁いわく、山田さんの瓦にキズを付ける下職は、クビにすると同時に

私が、ぶっ飛ばしますので、安心して下さいだってさ(笑)

↑嬉しい事言ってくれるじゃねーかよ棟梁!

 

よし!本堂と山門の工事の時は、俺が大勉強で工事をしてやる!っと

つい、デカイ事言っちゃいました。(笑)

 

 


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大工さんの教育 [作品(瓦のこと)]

今日も、またまた、鬼瓦変更しました。大工さんの指示は、鬼瓦は、雲、


紐丸で、丸共5段積みです。今までは、大工さんの下請けなのですから、


大工さんの、おっしゃる通りに施工していましたが?


この一般工務店の仕事が、激減している今、私に出来る事をしてやる事こそ、本当の意味での下職ではないかな?っと思って、生意気なようですが、勝手にお施主さんに、こ~んな鬼瓦をプレゼントしてしまいました。


↑捨て身の作戦、凶と出るか?吉と出るか(笑)


 


じゃ~ん


 








ここのお宅の奥様、私の仕事っぷりを見て、トラックに書いてある通り

お洒落な仕事をしますねぇ!と褒めてくれました。

 

今朝、到着した鬼瓦の梱包をといて、お褒め頂き、ありがとうございました

私からのプレゼントです。じゃ~んっとやっちゃいました。

それを見ていた棟梁、始めは何事か?っと思ったらしく、ちょっと、つの口(笑)

奥様大感激棟梁、いい瓦屋さんをお使いですね♪の一言に、

棟梁、超ごきげんルン(^^*))((*^^)ルン♪

そこで、私が、そこなんですよ棟梁!これがハウスメーカーには出来ない事なんです。我々職人は、と、誠意で、お客様と、対応して行けば、まだまだ行けますよっと言ったら、そうか、鬼瓦か?よし、カタログ

を見せろ!だってさ(笑)ちょっと違う気がするけろ、めでたし、めでたし(笑)

仕事のはかどり具合は、

 










雨の為ここまでです。実は、単純な掛け算を間違えて、厚熨斗が足りませ~~ん(笑)

そだ、帰りに、これもらっちゃいました。

 
 
ウィ~ ヒック!(笑)


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平板瓦の裏側 [作品(瓦のこと)]

今日は、平葺きが完了しました。













バッチでしょ(笑)

 

そうそう、今日は、私も使用している、平板瓦(へいばんかわら)の裏側を

大暴露(笑)しちゃいます。

平板瓦は、粘土瓦ですが、歴史的にも浅く、まだまだ研究の余地のある

瓦です。ブームに乗り、各メーカーさんが、我も我もと、新型を開発しています

↑開発したからには、絶対責任とれよ!廃盤なんか絶対するなYO!

色々な形を追求するのは、結構ですけろ、

ここの所だけは、統一した方がいいと思います。(ヨッパなじじいの独り言)

 

とりあえず、裏側・・見て見て

 

 

 




ねっ!様々な勝手なデザインでしょ!(笑)

これが、単なる柄だけなら、文句は言いませんが?

平板瓦って、軒先もほとんど兼用でしょ、

この背骨(笑)の高さで、軒先の瓦座(ハナ桟)の高さが、決定されます。

これを、わかっているメーカーが少ないのには、ガッカリだぜ(笑)

↑早仕舞いの為、ちょっと、飲みすぎているお洒落な屋根(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!

 


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お屋敷の門、塀工事 [作品(瓦のこと)]

今の現場の近くに、すっごいお屋敷の門と塀があります。


写真を撮ってきました。


実は、この、お屋敷の門と塀、瓦工事は私の尊敬する先輩の仕事でした


しかし、工事途中で、病に倒れ、志半ばに工事が出来なくなりました。


その意志をついで、私が10年前に、完成させたものです。


 


じゃ~ん





中の入母屋も、木造洋館もすっごいんだよ。

 

さて、この門と塀、もちろん、復元工事の為、古瓦使用です。

使用瓦は、坪100枚判のあんこく判

製造人は、な、なんと、私のおじいさんの親方の作品でした。

これも何かの縁?と、気合を入れて工事をしました。

昔の瓦の為、ねじれはきつかったけど、1枚1枚丁寧に磨かれていて、

心の伝わる瓦でした。

不足の瓦は、私のおじいさんが造った瓦が、家の倉庫の隅の方にあったのを持って行ったら、これまたピッタリの寸法でした。何だか不思議?

 

だんだん近づいて見ましょう

 
















病に倒れた先輩と、見た事もないおじいさんと、おじいさんの親方と私の、職人の心意気でむすばれた。10年前の共同作品です。


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ケラバ付け [作品(瓦のこと)]

ケラバ付けをして来ました。本日「私のケラバ付け」大公開です。


ケラバとは、屋根のここの箇所だよ。ここ





ビシッっとしてるでしょ(自分でほめるお洒落な屋根)(笑)

さて、このケラバ、このように取り付けました。以前(数年前)までは

 







たがねや、とんかちの角で、はすっていましたが?

今では、こ~んな、とび道具(笑)

パカパパッパパー!o(ミ゚エ゚ミ)o  サンダ~~ぁ♪そうです、サンダーです

寸法切だって




面っぱすり(アール調整)だって、これでやっちゃいます。




さて、仕上がりです。じゃ~~ん







もう一枚




そだ!これは、便利だよ




切ったカスで、じこじこやると、目欠けしませんよ♪(秘密だよ)(笑)


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今日も新築 [作品(瓦のこと)]

私の今日からの仕事は、またまた新築で~す


↑数年前なら、当たり前だろ!屋根屋なんだから・・・って言われそうですが??


ほんと、新築が少ないよ~っ!(笑)


 


今日の現場 じゃ~ん





またしても、「切妻(きりづま)」屋根です。

 

そういえば、仕事がほとんど、(葺き替えを含む)切妻だよ~っ!

なんでだろぉ~ぉ♪((乂(゚ー゚;)≡(;゚ー゚)乂))なんでだろ♪(笑)

皆さんの地域は、どうですか?

 

そだ!今日は、一般の皆さんにも、わかりやすいように、屋根の形状

について、ひとっ講釈します。(笑)

 

屋根には、色々な形状の物があります。

大きく分けて、だいたいこの3種類かな?とりあえず




                切妻屋根(きりづま)




                 寄棟屋根(よせむね)




                 入母屋屋根(いりもや)

 

貴方の家は、ど~んな感じですか?(どれに一番ちかいかな)

 

そうそう、最近流行のこ~んな屋根が多いですね~っ♪




                片流れ屋根(かたながれ)

 

このタイプは、板金が多いんだよね~っ!しかも似合うんだよなぁ?

これを無理やり瓦で施工している奴もあるよね♪(野暮ったい)

こ~んなみっともない事するから、瓦の評判が下がるんだよ~っ!

瓦には、あの板金の、シャープさがないよね。

私にとっては、敵の板金も(笑)常に偵察していますw。(;一一) ジロジロ(笑)

我々瓦業界も、もう少しセンスを磨く必要があるんじゃないの??

私、ひそかに、チャンスがあれば、この片流れ、瓦で、クリアする方法

あるんだけろな~ぁ!(笑)

 


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