お屋敷の門、塀工事 [作品(瓦のこと)]
今の現場の近くに、すっごいお屋敷の門と塀があります。
写真を撮ってきました。
実は、この、お屋敷の門と塀、瓦工事は私の尊敬する先輩の仕事でした
しかし、工事途中で、病に倒れ、志半ばに工事が出来なくなりました。
その意志をついで、私が10年前に、完成させたものです。
じゃ~ん
中の入母屋も、木造洋館もすっごいんだよ。
さて、この門と塀、もちろん、復元工事の為、古瓦使用です。
使用瓦は、坪100枚判のあんこく判
製造人は、な、なんと、私のおじいさんの親方の作品でした。
これも何かの縁?と、気合を入れて工事をしました。
昔の瓦の為、ねじれはきつかったけど、1枚1枚丁寧に磨かれていて、
心の伝わる瓦でした。
不足の瓦は、私のおじいさんが造った瓦が、家の倉庫の隅の方にあったのを持って行ったら、これまたピッタリの寸法でした。何だか不思議?
だんだん近づいて見ましょう
病に倒れた先輩と、見た事もないおじいさんと、おじいさんの親方と私の、職人の心意気でむすばれた。10年前の共同作品です。
2007-12-08 18:07
コメント(6)
おじいさんの親方の瓦だと。。。100年経ってますかね?
拝みの上が、さすがな工事ですね。
by 鈴木瓦@鬼教官 (2007-12-08 18:16)
最後の写真・・・瓦を作っているものとしてホントに‘優しさ’を感じます。
作る人の優しさ・・・葺く人の優しさ・・・。
瓦っていう素材、ホント素晴らしいですね。
それにしても・・・こちらのご主人の職業が気になります(笑)
by 瓦人 (2007-12-08 20:27)
綺麗な むくり屋根ですね!! 参考になります。
by PТA会長 (2007-12-08 21:37)
鈴木瓦さん>n(ー_ー?)ン?100年?は経ってないと思います。今度連れて行きます
から、調べて下さい。
by お洒落な屋根 (2007-12-09 07:01)
瓦人さん>そっこなんだな~ぁ!瓦って、昔の人達が、このような努力をして、現在が
ある物です。今では、瓦もオートメーションで出来る時代になりましたが、
職人の心、絶対に忘れてはいけないと思います。手で作っていた時代から
思えば、楽に作れる訳ですから、その分の労力を、愛情に向けてほしいなぁ
職人が製造し、職人が運搬し、職人が葺かなくてはいけません!
今のこの業界、素人が作り、素人が販売し、素人が運び、素人がならべる
マニュアル通りのファミレスみたいな考え方では、ご先祖様に申し訳ないです
幸い、瓦人さん、トラック野郎さんは、職人です。日本中のメーカーさんが
み~んな職人になればいいですね♪関東進出期待してま~す。あっ!
やっぱやめた方がいい!正直、来てほしい半分、こない方がいい半分です。
by お洒落な屋根 (2007-12-09 07:32)
PTA会長さん>このむくり、53判だったら、強いですよね♪100枚判ならではの味かな
垂木も細く、全体のバランスもいい、正に黄金比でした。この感性は、
見事でした。今の時代、ブッ太い垂木に茅負いに、小瓦なんか乗せてる
やつ、あるよね♪もっと、感性を磨かないとね♪
by お洒落な屋根 (2007-12-09 07:42)