合わせ技、一本!! [作品(瓦のこと)]
さて、本日からの仕事は・・・・↓
↑かなり、ド派手に、崩壊しちゃった現場です。。
とりあえず、大工ちゃんに、応急処置をして頂いた現場です。。
築38年、ちょうど、オイルショックの頃の建物です。
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いよいよ、復旧プロジェクトの始まり・始まりぃ。。。。。。。。。
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♪風っぜの中の昴ぅ~♪
むじゅかちい修理なので、関東の名人お洒落な屋根に依頼があった。
名人は、早速、ここから、始めた↓
下屋根のブルーシートの箇所からの、復旧だ!
そう、大工が、自分に出来る事。。下屋根のあっちぁこちぁ破損した瓦を、
ひとまとめにしておいたようだ。。
これは、震災復旧で、忙しいお洒落な屋根にとっては、
好都合だった。。
こんな復旧は、名人お洒落な屋根にとっては、簡単な修理だ。
↑あっ!!甘い!!!
これで、何とか復旧しようと思ったお洒落な屋根だが??
再確認↓
↑横幅9寸。葺き足8寸の瓦・・・・・・
ちょうどこの頃(昭和40年代)。。。枚数売りから、坪受けになった頃
少しでも大きい方が、枚数が少なくて、儲かる。。。との
こすっかちな(笑)考えの、美感も、センスもない、輩が、
このような、思い付きを考えた時代の、瓦だった・・!
そこで、名人、お洒落な屋根は、考えた。。。。
このまま、無理をして、何とか復旧しても、雨漏りが、
俺の腕をフルに発揮しても、100パーセントの自信がない!!
悩みに、悩んだ、緊急復旧の為、時間がない!!!
即断を求められる場面。。。。
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ある、瓦が、脳裏に浮かんだ。。
「確か!いつもの取引の問屋の、あの場所に・・・・」
お洒落な屋根は、片道15キロの問屋へと、10時休みに、
車を走らせた。。。。。。
↑幅9寸2分5厘の調整瓦(幅広桟)だ!
これなら行ける!!!っとお洒落な屋根は、思った。。
♪風っぜの中の昴ぅ~♪
これを、総詰めするのは、簡単なんだけど、
時間のロスが・・・・・・・・・
そこで、究極の選択。。。
8寸7分5厘+9寸2分5厘÷2=9寸。。。。。。。
いとも、簡単な計算だ!!!
通常、計算だけなら、誰でも出来るが、そうはいかないのが、
現場だ!!
そこを、匠の技で、クリア出来るのが、本物の職人。。。。
幅広桟は、アールが強く、交互に葺くのは、通常では、困難だ。。
しかし、いとも簡単に、お洒落な屋根は、納めた。。。。
さっすが職人!!タンガロー(金鎚)を見事に操り、尻剣落とし、
南蛮葺き釘打にて、↓
↑交互に、納めて復旧
ジョイント部分も、↓
↑違和感なく、納めた。。。。
ここまで、ご覧の皆様のご心配の、雁足(がんあし)斜めの線も、↓
↑規則性があれば、な~んとなく、バッチリ!通るのだ!。。。
これは、実際現場で、気合いを入れて葺いた奴にしかわからない。。
計算ではない!っと、豪語する、職人お洒落な屋根の姿があった。。。
そして、得意気に、鼻の穴を膨らませて、ほくそ笑む後姿に、
本物の男を感じた。。。♪風っぜの中の昴ぅ~♪
↑かなり、やっちゃってるなぁ!!
。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \