蔵・瓦工事 [作品(瓦のこと)]
私の今日からの仕事は、皆さんおまちかねの蔵の瓦葺き替え工事です。
↑いちばん、おまちかねで楽しみにしていたのは?何処の?どいつだ~ぁ?? 私だよっ!(笑´∀`)ヶラヶラ
朝から、瓦を下ろしました。
本日のポイントは、この瓦です
京花唐草と言って、軒先に付いている軒瓦です。
この軒瓦とても長いでしょ
これだけでは、ちょっと、わかりにくいので普通の瓦と比べてみましょう
だいたい、蔵の場合は、このように長い軒瓦が付いています。
何故か?と言うと理由があります。
その訳は、このような構造になっているからです。ほら
蔵というのは、ここの部分が、土で出来ています。
新築の時は、瓦を葺いてから土を塗り上げます。
よって、土の塗り上げ予定分、唐草の出寸法を出しておかなくては、
いけません。
だから、このように、長い瓦でないと、落ちてしまいますw。
今回は、葺き替えの為、もう、土が塗ってある状態なので、
下地の木工事の時に、調整すれば、このように長い瓦を使わなくても
OK!です。
瓦を下ろして、
土を下ろして
杉皮をはがして
蔵の場合は、野地板が縦張りのため、今回は、このように
高さを、調整しながら、垂木を打って、その上に、野地板を横張り
する予定です。
暗くなっちゃったので、今日の仕事は、これまでです。
また明日
あっそうだ、この蔵、ちなみに、こ~んな感じの小屋組みです
2008-01-08 18:29
コメント(12)