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棟の上手な積み方 [作品(瓦のこと)]

天気予報通り!お昼前から、が降り出しましたぁ!


雨が、降り出す直前に、物置の屋根完了です





オーソドックスな切り妻、

今回のテーマは奈良!と行きたかったのですが??

まっ!物置っと言う事で、平凡に日本瓦、棟丸共5段積みで~す!

 

今度この、火星人(笑)を使う時は、風切り丸を引いて、3枚台面で、

冠は、京箱で、完全に奈良にしちゃうぞ!( ̄ー ̄)ニヤリッ !っと、

ひそかにたくらんでいるお洒落な屋根ですw。((*´∀`))ウキャキャ

ここのお宅の物置、以前は、トタン屋根で、雨音は、うるさいし、夏は、

暑いしで、今度建てる時は、絶~対日本瓦だ!って決めていたそうです

まあ、とりあえず、めでたし、めでたしです。

 

そだ!平凡な5段積みと、書きましたが?

私の5段は、世間一般の屋根屋さんの5段と、何処か?違うんです。

 




 

 

 




そうなんです。上手なんです。。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \

さて、我々関東地方このような棟けっこう多いですよね♪

現にこのお宅の若い者のお家の屋根




関東名物隅鬼厚のしの下駄履き工法(しかもW)だし(笑)

 柄振り鬼の突き出し工法

 な~んとなく直線の棟!(笑´∀`)ヶラヶラ

 

これで、瓦は、すばらしい!な~んて、ほざいてるから、世間に認め

られなくなっちゃうんですw。

 

てな訳で、本日は、棟の上手な積み方について、講義します。

 

世間の皆さんと違うのは、私の場合

 

 




ご覧のような、厚熨斗を、このように




銅線を通す時に、完璧に、右・左に分ける作業から入ります。

厚熨斗に、右?左?っと思う方も多いと思いますが??

実は、あるんです。

現に、このような、オートメーションで製作されている厚熨斗は、

目利きの人間のもと、ロボットが作ってるんです。

とても、良く出来ています。

とても良く出来ているからこそ、




右・左にわけてやるんです。

いくら今の技術、機械性能が良くなっているとはいえ、

右左、微妙に違います。

 

そこで、右左にわけてやる作業が必要になります。

そうすれば、完璧に、同じ形の物が、揃うのです。

確かに、ごちゃまぜでも、大丈夫なのですが??

仕上がりが、歴然とよくなるのです。

 

そうです。コンピューター、ロボットの、良い所を、人間(葺き師)が、

ひと手間かけて、最大限に利用してやるのです。( ̄ー ̄)ニヤリッ

 

それで、裏表、1段目2段目など、それぞれ臨機応変に使い分けます

 

そうそう、このような陶器瓦の場合も、

 




自動施釉の為、釉薬が




黒いというか?暗いというか?の部分が出来ます。

これを右左分ける事により、すべて、黒い部分が、同じ向きになりますので、

ある程度、模様に見えて、カモフラージュ出来ますのよん!(笑)

有効な手段です。

 

さ~て、いよいよ、水糸を張って、施工です。

ここで、重大なポイントです。

3寸勾配がどうのこうの、ガイドラインがどうのこうの前に、

ズバリ睨む位置は、ここだ




そうです。下糸を張って、積んで、熨斗のジョイントの上端を、

睨むんですw。

じーっと、睨みつけるんです。(笑)

この事に注意して、積めば、バッチリの棟が、積めますのよん!

 

問題は、うわばを、にらむこと!!

真っ直ぐなんだけろ、妙にだらしのない棟、うわばのにらみがたりません!

。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \

そんでもって、火星人も、(^-^)にっこり♪です




ほ~ら




(●>∀<●)ノケッケケケ    ププププぅぁはははははっは


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