関東大青海(おおせいがい)予告 [作品(瓦のこと)]
さ~て、古民家の屋根工事、はらましました(笑)大棟も、
2段目,3段目も、積み上がりまして、柄振台(えぶりだい)下の、紐のし
も、目地積みで、積んでおきましたぁ!(特別に写真をでかくして、提供中!)
この状態で、固めておけば、柄振台、鬼瓦がのっても、下がりません!
さて、明日から、大工さんが、下屋根の瓦降ろしと、野地木工事に、
取り掛かるので、当社は、ここで、ひとまず、退散です:旦(゚∀゚ゞ)ダハッッ!
ご覧のように、軽量インチキ冠で、雨仕舞いをいたしまして、
そだ!ここに注目です。
何やら、ニヤニヤしながら、仮並べをしている奴が、います。
たぶん?お洒落な屋根と言う奴だと思われます。(笑´∀`)ヶラヶラ
そうです。ズバリ!関東独特の、棟柄、大青海(おおせいがい)です
大青海とは、6寸内外の寸法の、このような瓦を、
組み合わせて、つくる、棟柄の事です。
日本全国、各いぶし瓦産地は、多々ありますが・・・・?
輪違いなら、あるのですが?この大青海は、
三河にも、淡路にも、絶~対!ありません
たぶん?ないと思いますw。(笑)
しっかし、よ~ぅ!
関東の文化の青海!最近、積める奴がいなくなっちゃいました。
そんなの今時流行らない、地震に弱い!屋根はスッキリ!などと、
屁理屈こいて、誰~も、手を出そうとしません!
棟だって、厚のしで、棟幅を狭く、ひょろひょろ積みしか、出来ない
アンポンタンが、嘘をついて、利益追求型で、文化を破壊しています。
ん~!また、少し、飲みすぎちゃったかな?(笑)
青海積みを得意としている、私は、本番まで、待ってられないので、(笑)
本日、またまた、ヨッパながら、関東の文化「大青海」について、
日本全国の、瓦屋さん、屋根屋さん、はたまた、関東地方の、
若者葺師君の為に、昔の、古瓦で、講釈をしてみたいと思います。
↑おいおい、誰もヨッパの講義なんか聞きたくねーぞ!!
はい!それでも、聞きたい人だけ、以下の文章は、お読み下さいませ
んと、何だっけ?あっ、そうだ青海だ!
あ~めんどくさくなっちゃったので、写真で、ご覧くだちゃい(笑)
大青海の積み方
んと、まず、こうやって、
そんで、こうやって、
そんでぇ、こうなるんです。
そこで、重大なポイントです。これでは不合格です。
何処??
はい、関東青海は、このような、ただの輪違いを、巨大化しただけの
柄ではないのです。
ここの所、後で、テストに出ますよ!ポイントですよ!(注)
そうです。ここの箇所に、
4本のズレ止めの為の、このような
花菱や、青海玉がついて、はじめて本物の、関東大青海となります。
地震くらいじゃ!びくともしない構造なのよん!
あと、↑の写真でおわかりのように、輪違いと違って、あっちが見えなければ、いけません!
( ´∀`)ギャ――――――――――――――――ハハ八 ノ \ / \
でも?更に、この古民家さん、私も、過去1度しか経験した事のない
更にバージョンアップした。こ~んな、万年星(まんねんぼし)の
きらきら仕様です。
ここの所、百年前の屋根屋さんに、男、お洒落な屋根は、どおちても、
負ける訳にはいかないので、
今回は、やるぜ!万年星のきらきら仕様!
ちなみに、こ~んな感じに、
忠実に、復元の、予定です。
あっ!もちかちたら、ちょっと、俺の方が上手になっちゃった時は、
ご勘弁頂きたいですw。。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \
まあ、本番工事の時には、またまた、勾配うんぬん!また、
ひとっ講釈しようと思いますです。はい!(笑)乞うご期待!んじゃ