今日は、とある、建設会社の監督さんと、打ち合わせです。
この門の瓦、葺き替えの相談です。早速現場で、待ち合わせです。
その現場は・・・・・この門です。じゃ~ん!↓ 昨日に、引き続き、中山道深谷宿の物件です。
このお家は、昔の造り酒屋。。。。
この店を、チラリ改造して、何かやる模様です。。
現場監督さん・・・・このままでは、ちょっと、しょうがないので、
どのような?補修が最適でしょうか??・・・の
相談ですw。。
そこで、私が、全面葺き替えだ~~!!って言えば、
にゃんとかなるのですが・???
そこは、ご存知の通り!!誠に商売っ気のない男。。。。
だめだ!だめだ!!!
これぞ!深谷の文化だ!!!って、ほざいて来ましたぁ。(笑)
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あのね♪昨日の明治時代も、歴史ですが???
この屋根・・・私の推定するに・・・・昭和一桁。。。
そう、深谷瓦に、削ぎ面(面取り)の瓦の始まりの初期です。
今までの、切り落とし桟から、斬新な、削ぎ面(面取り)の、
始まり、始まりぃ!の文化です。
まだまだ、ビシッ!っとしてるでしょ??
この当時の、最高級品。「カラスの濡れ羽色」。。。。
今じゃ、これもわかる人間もいないのが残念!!(笑)
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さて、問題の、修理工事ですが???
監督さんと、打ち合わせていると・・・・・
そこに、社長さんが、登場です。。。
こりゃぁ~!残さなけりゃ、まずいっしょ??の私の問いかけに・・・
そうですねぇ?出来れば、それが、ベストですねぇ??
私は、昭和初期と見ましたが??何時ですか??の問いに・・
昭和、7年です。。だってさ。。。ほ~れ!やっぱり!!
瓦を見て、時代がわかる、お洒落な屋根ですw。。((*´∀`))ウキャキャ
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んじゃぁ、俺の器量で、部分修理で、OK!ですね♪
あ~ぁ!マジ、商売っ気ないですね♪(笑´∀`)ヶラヶラ
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袖瓦だって、刻み袖だぜ!!
そんで、葺き足だって・・・↓
今の、53判と、全~然違うんだぜぃ!!
これを、マニュアル化しようとしてるから・・この業界。。。
ダメな所です。。
感性と、お手手の勝負に、戻って欲しい、お洒落な屋根です。
ま、いいや!、例え、自己満足でも、俺は、俺の器量で、
頑張ります。。
今回は、社長との、打ち合わせで、
上屋の、裏側の、見えない部分の瓦を、横取りして、
見付けを、完全復旧しようと思います。。
昭和7年の屋根屋さんに、お手手で、挑戦!いたします。。。
皆様、乞うご期待です。((*´∀`))ウキャキャ
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追記、
門をくぐり、中の工場を見学・・・
い~っぱいある、昔の建物の中に・・・・
こ~んな、袖瓦発見!!
かなり、綺麗についていましたよ~ん!ほ~ら!!↓明治時代の袖瓦です。
トラック野郎さんに、教わった、淡路では、刻み平・四国では、千枚袖、
三州では、セキガイ袖、
んで、関東では、じょう平袖と呼びます。
施工・葺き足・微妙に、地域によって、違いますけろ・・・
まぁ、棒けらばです。。