今日は、またまた、中山道深谷宿のこのお宅に参上いたしました↓ またまた、変な輩が、営業に来ているらしいです。
お施主様も、呆れて、相手にはしていませんが??
再度、先生!また、見て下さ~い!って、点検以来です。
最近、営業と言う名の元に、勘違いしているアホ多いですね♪
つい、この間も、
「もしもし、こちら・・・携帯電話が、お安くなる・・・・・」
「明日、午前がよろしいですか?午後がよろしいですか?」
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「だから、いらないの!。明日も仕事で、午前も、午後もいないの!」
・
「それでは、明日の、今頃の時間なら、よろしいでしょうか?」
・
「後で、いい!!」
・
「後と申されますと、何時ですか??」
・
しつこい、奴に、マジぶちきれた、お洒落な屋根は、
「後と言うのは・・・・・・100年後だ!!ば~か!!」ガチャン!って、
怒鳴りっ飛ばしてやりましたぁ。(笑´∀`)ヶラヶラ
しつこいと嫌われますね♪
んな訳で、築143年定期点検です。(笑)
まぁ、これ位の年齢になりますと、人間と同じように、適切な定期点検は、
必要ですね♪
これが、旦那丁場の、お出入り職人の、勤めでもあります。
点検開始。。。。
あっ!そだ!このベタ万中堀軒にも注目です。
寸法、アールも熟知している、お出入り職人
あらかじめ、プレカット・・・↓
まぁ、自動車だって、車検があるのだから、
お家の屋根も、定期健診は必要ですね♪
まぁ、これを、商売にしちゃぁ、まずいですがねぇ?
私は、このような屋根の、点検は、嬉しいのです。
これで、大変勉強になってます。
このお宅の蔵です。ほ~ら!
私の作品の、ヒントになってるでしょ??
屋根の上から、東↓
そんで、南↓
こちらに見える、土蔵も、離れも、私が、ちょくちょく点検しています。
それと、この前のお家の葺き替えも、私の10数年前の仕事です。
切り落とし桟、紐のし、江戸棟仕様です。
な~んとなく、景観にマッチしてるでしょ??((*´∀`))ウキャキャ
・
んで、何だっけ??
そうだ!、おっぱいだ!
そうそう、この、蔵造りに、こ~んなの↓
そう、このトイ持ち金具の取り付け箇所に・・・・
このように、左官で、おっぱいのような物が付いているのを、
見た事があるでしょ??
ほ~ら!こっちにも、でっかいおっぱい。。↓
これはね♪
「つぶ」と言うものです。
このように、トイ持ちや、L型金具を取り付ける時は、
その付け根箇所に、このように、おっぱい(つぶ)を付けます。
それは、左官、本体に亀裂が入らないように、
万が一の場合でも、その「つぶ」の補修だけで済むように
考えられたものです。
そうそう、↑の写真のこの蛇腹部分・・・・
残念ながら、今では、トタン巻きされちゃってますが???
この中には、それは、それは、見事な、左官彫刻が
施されてあったそうです。
見たかったなぁ?左官彫刻。。。。
んな訳で、定期点検、終了です。