現場打ち合わせ [作品(瓦のこと)]
今日は、お寺さんの、現場打ち合わせに行って来ましたぁ。
ある程度、向拝などの寸法は、図面で、お願いしてありましたので、
元受の瓦屋さんの、社長さんと一緒に、
その確認と、大工さん、現場監督さんに、ご挨拶です。
まぁ、大工ちゃんも、現場監督さんも、私、お洒落な屋根の登場に、
驚きのご様子でした。
「ぶっきらぼうの瓦葺き職人ですが、よろしくお願いいたしますね♪」
あのね♪この建設屋さんの監督ちゃんも、工務店さんの大工ちゃんも、私の事知ってるんだってさ
あの、有名なお洒落な屋根さんですかぁ?だってさ(笑)
↑何で有名なんでしょ?まぁいいや(笑) んだったら、話は早い!
俺、暇だから、じゃんじゃん野地やっちゃって下さ~い!って、
はっぱかけてきました。(笑)
しっかし、このお寺、設計図が、・・・・・・・・・・
直線の化粧垂木を、軒先だけで、持ち上げる、何とも、おかしな?
設計図です。本来一流の社寺専門の瓦葺き職人なら、絶~対お断り
する物件です。
まぁ、ぐだぐだ書いてても、しょうがないので、とりあえず写真です
明らかにダメなのは、わかっていますが?ボールチェーンを張ってみました
まぁ、曲線には、ほど遠い、折れ線の直線です。(笑)
この屋根を見て、通常このような選択になります。
①一流の職人→断る!
②二流の職人→そのまま、折れ線で葺く!
さて?お洒落な屋根さんは、どのような?決断をしたでしょうか?(笑)
幸い、一流でも、二流でもない為・・・(笑´∀`)ヶラヶラ
③三流の職人→自分勝手に葺く!
↑これを選択いたしましたぁ!。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \
冗談はさておきまして、ここで注意しなくてはいけない点を、書きます
通常、宮大工さんの線は、(茅負い、破風、野地、隅木)屋根屋が
自分勝手に、やってはいけません!常に忠実に、しかも、微妙に、
増しをかけて、引き立たせるのが、瓦葺き師の勤めです。
自分勝手は、ご法度です。それだけ、計算された線だからです。
俺は、もっと、反りが強いのが好き!、弱いのが好き!で、いじれる
問題ではないのです。私と同じ三流職人さんは、気をつけましょう。(笑)
そ~んな訳で、監督さんや、大工さんに、この、美しい、折れ線の直線(笑)
見事に、忠実に、葺きましょうか?それとも?私にお任せ!ですか?
って聞いたら・・・・・・
何とか?お寺らしくして下さい。お願いします。だ~ってさ。(笑)
向拝蓑甲箇所もしんどそうだし・・
隅反りも、
ちょ~っと、不自然だしなぁ
まぁ、見るからに、ご予算のないお寺さん。
私にお任せコースを選択して頂いたのですから、決して、神社には、
見せません!n(ー_ー?)ン? (笑´∀`)ヶラヶラ
とりあえず、材料にもよりますが?目いっぱいの器量で頑張ります。
このような、野地の場合の、私の選択、公開予定ですので、
また見て下さいませ。
田舎お寺には、よくありがちな屋根ですよね♪(笑)
53判で、普通~に葺く予定です。明日準備して、明後日から
おっぱじめますw。ど~んな屋根になりますか?その前に、ど~んな野地になりますか?乞うご期待で~す((*´∀`))ウキャキャ