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簡略蓑甲 [作品(瓦のこと)]

今日は、鈴木正一瓦工場さんのお手伝いで、入母屋の破風を取り付けて来ましたぁ!


 


簡略蓑甲万十掛唐草(かんりゃくみのこうまんじゅうかけからくさ)です。


まあ、一般の人には、ちと、むじゅかちいか?もしれないので、


写真で、ご覧くださいませ!


 


 





こ~んな感じの、場所なのよ~ん!

 

あのね♪この現場、葺き替えの為、関東地方に多い、野地直線、

破風、むくり、隅、反り、の、よくあるパターンの入母屋です。

そこで、この破風の取り付け方を、本日、飲んじゃったので、

大公開いたします。

 

ズバリ、睨む所は・・・・・




ここの、瓦頭(がとう)の線と、ここの、刀根丸の線です




まぁ、けつが直線で、頭が、カーブなんだから、当然、瓦にねじれが

必要です。

なかなか、既製品ですと、思ったようなねじれがないのが現実です

けどね♪(笑)

 

こ~んな時の、瓦のねじれの選択は、




ま、今回は、だいたいこ~んなイメージでやっちゃいましたぁ!

後は、ひたすら、睨む、睨む!、((*´∀`))ウキャキャ

理想は、すべて、同じ勾配で、取り付ければよいのですが?

野地の直線に対して、破風だけむくらせてあるので、真ん中あたりが、

勾配がのろくなります。

その時、注意する事は、この直の部分の唐草の出寸法を前に突き出すと、うまくいきますのよん!是非お試し下さいませ!

 

あっ!それと、破風尻なんだけろ、本当は、ここの箇所が、

 




桟芯に行くのがベストなんだけろ、このような野地から、打ち合わせの出来ない葺き替えの場合は、瓦頭重視で、OK!だと思います。

(無理に、あわせて、瓦頭が、みょ~に、千鳥になる場合より、適切です。)

田舎大工さんの、気合い入りすぎて、破風尻を、、ストーンって落とし

て、これまた妙に、無理に、むくらせる、破風。多いよね♪(笑´∀`)ヶラヶラ

 

まっ、こ~んな感じに付きましたぁ

 




 

反対側の、職長さん、何やら、悪戦苦闘中です。写真なし!(笑)

田舎大工の心は、私みたいな、雑草育ちの田舎職人の方が、

よ~く、わかるんだよ~ん!だ!(笑´∀`)ヶラヶラ

その屋根、その屋根によって、臨機応変により、常に最高に、

かっちょよく、見えるように努力出来るのが、職人です。

 基本は、破風尻に向こうばね、頂上に、尻ばねなのは、百も承知なのですが?

にゃかにゃかマニュアル通りでは、うまく行かない事って、多いよね

 




明日は、私は、ま~たまた、雨漏り修理です。んじゃ


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