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青緑(せいろく)瓦 [作品(瓦のこと)]

やっと、お空のご機嫌も直って、




にゃんとなく、安定した、秋空です。

今日から、お待ち頂いた雨漏りで、お困りのお家の修理です。

 

このお宅デ━d(ゝω・*)b━ス!!




埼玉県産 陶器瓦(青緑色)です。

昭和48年築、葺き替えも含めての、修理相談でした~ぁ!。

色々なプランを、提案しましたが?今回の決定は・・・、

こ~んな決定ですw。




この瓦は、三州・山倉瓦工業㈱社製青緑色、厚熨斗瓦と雪止め瓦です

 

そうです。雪止め瓦を取り付けて、棟の熨斗瓦と、丸瓦を、新品に、

取り替える工事と言う工事に決定しました~ぁ!

雪止め瓦を取り付けて

 




やばい棟瓦を、ばらしました













そして、棟下地調整をしました




この時、雪止め瓦に差し替えた瓦が、生きます。

だいたい、雨漏りしちゃう棟って、棟際のはんぱ勝手が?だいたい、

こ~んな様なんだよね♪




でもさ、和型ってすごいよね♪

35年前の屋根だって、私のような、屋根屋ちゃんなら、

予算に応じた、修理が可能だもんね。

 

今の、平板瓦の35年後は・・・・・・・考えると、ゾッとしますよ(笑)

 

余談ですが・・・・

そうそう、ちなみに、埼玉県産の陶器瓦メーカー、10数社ありましたが、

昭和40年50年代が、ピークで、今思えば、歴史は、約20年でした。

埼玉県の陶器瓦の失敗は、釉薬の開発をしなかった事です。

縮みの違う粘土、焼成温度が違うのに、三州のフリットを使用した為

ひずみが出ちゃったのよん!よって、1軒も残ってません!

でも、三州の窯元さんが、ある限り、修理は、OK!ですもんね♪

やっぱ、突き詰めると、和型かな?(笑)

明日は、棟取りです。

 

 

 

 


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棟飾り「井筒」(いづつ) [作品(瓦のこと)]

今日は、一日ました~ぁ!


よって、以前から、工事していた鈴木正一瓦工場さんのお手伝いに、


行って来ました~ぁ!


今日の仕事は、棟取りです。いつも通りパワー全開で、頑張りました。


瓦メンドを入れて、片付け紐のしを取り、鬼瓦を取り付けました。


ほ~れ!


 


 





n(ー_ー?)ン? 「ここ」の所が、変だぞ??よ~く見てみましょう

UPで

 




はい、魔よけの逆さ鬼ですw。((*´∀`))ウキャキャ

どうしても、この状況になると、このように取り付けたくなる冗談好きの私、

お洒落な屋根ですw。。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \

 

冗談は、さておきまして、この鬼瓦、㈱マサヨシ社製の、

新菊水影盛り足付夫婦鯉@台付です。

んな事より、今回は、拝みの巴に注目です!

 




これまた、㈱マサヨシ社製の「福」字入り扇巴です。アッパレ!(笑)

 

何とも、おめでたづくしの選択ですw。。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。ギャハハ!

 

さ~て、ここまで、こだわったからには、問題は、棟です。

社長さんが、お施主さんも、設計士さんも、棟梁も、棟に柄を入れて

欲しいとの要望なんだけど・・・・・・・・・?

どんな柄がいいかな??って、私に相談してきたので、ズバリ!

ありきたりの柄じゃ、俺つまんね~から、お手伝いしたくない!って、

ちょっとごねてみたら、(笑)

何を用意すればいいのかな?な~んて聞いてきたから、

例えば?四国の方に、よく見られる、「井筒」なんか面白そうじゃねぇ?

って、半分冗談で言ったら・・・・・・・・・顔の広い、何でも買ってくれる

社長さん!ほんと、用意しちゃったよ~ん!こ~んなんです

 

 

 










この柄、「井筒」(いづつ)と言います。

私、恥ずかしながら・・・この柄の取り付けは、初めてですw。

だってさ!三州には、色々聞いてみたけろ、ないんだよ~ん!

四国の文化を、関東に・・・・・・・

こ~んな文化の交流なら、許してちょ!☆^(o≧∀≦)oニパッ

四国地方の皆さんに、怒られないように、慎重に取り付けてみました







この上に、捨て熨斗(厚熨斗)を入れて、雨切り熨斗の予定です。

 

さ~て、職長さんはと言いますと・・・・(笑)

 




何やら、悩んでいる様子です。

でも?ただのふりをしていただけだったようです。(笑)

だってさ、ほ~ら!




こ~んな危険な格好で、ブログ写真撮ってまちた。(笑)

おめでたづくしの瓦に、とてもおめでたい職長さん(笑´∀`)ヶラヶラ

 

皆~んな初めての棟飾り柄で、「おぬしも悪よのぉ!井筒屋ぁ」って、

楽しく工事が出来ました。


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かぶりのある屋根 [作品(瓦のこと)]

今日の現場です。この現場には、かぶり(開き)があります。




そもそも「かぶり」とは・・・・・

あのね♪軒の長さより、棟の長さの方を長くする事なのよん!

何で、そうするの?

それはね♪人間の目の錯覚で、軒、棟同じ長さだと、上の、棟の方が

詰まって見えちゃいますw。

昔の大工さんは、粋な事やりましたね♪

今では、プレカットで、軒・棟・ピッチリ同寸法で、造っている大工さんが

ほとんどですが?私は、こ~んな「かぶり」の屋根が大好きですw。

私のお得意様の大工棟梁も、かぶらせる大工さんは、ほんの数人に

なりました~ぁ!

 

本日は、超疲れたので、飲みすぎちゃったので、私の、かぶらせ方

大公開!しちゃいます。これからは、プロの皆様、メモと、鉛筆の

ご用意を・・・(笑)酔っ払っちゃってるので、超特急の講義です。

まず、この屋根、どの位開いてるか?と言うと

 

 




このラインが、直角の墨です。

まず下




そして、上です




かた妻、約2寸(6センチ)開いてます。

あ~めんどくさい、これからの、寸法は、全部「寸」で、表記します。

皆様興味のある方は、勝手にセンチに直してくださいませ(笑)

1寸=約3センチです。

 

この屋根、相対で、約4寸のかぶり(開き)があります。

これを、どのように、私、お洒落な屋根先生が、料理するでしょうか?

 

その前に、大工さんの絶妙の技、何で、廃れたかと言うと、

屋根屋さんが、へたくそだからだと、思います。

ちなみに、ここのお宅の蔵の屋根です。

じゃ~ん

 

 




桟瓦は、同寸法で、2本の風切り丸で逃げています。

ちょっち違和感があるでしょ?これね♪、家の方の技能士会の元会長

さんの、作品だそうです。私の目からは不合格です(笑)

後、近所に、こ~んな屋根もありますw

 

 




これじゃ、どう見ても、同寸法の方が気が利いてるよね♪(笑)

 

さて、話を元に戻して、今回の私の地割寸法大公開です。

屋根のかぶり4寸、全長60通り、よい子の皆さんなら、

約6厘6毛差だと言うのがおわかりですよね♪

今回軒側、8寸7分5厘と言う事は、棟側は、8寸8分1厘6毛で割り付ければ

OK!と思うでしょうが????それでは、ダメなんです。

私の割付、軒側、8寸7分5厘。棟側8寸8分です。

↑1寸あまくね~か?いいのです。5分と5分、丸で広げてやるです。

そうしないと、逆につまって見えちゃうんだよん!

こ~んな感じに施工中

 

 

 







へたくそ連中との、違い、わっかるかなぁ?わかんね~ぇだろなぁ?

でも?わかってほしいな~ぁ!。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \


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