赤瓦修理 [作品(瓦のこと)]
今日は、赤瓦のお宅の雨漏り修理をしてきました。
この瓦は、昭和40年代に一時期流行った、埼玉県産赤瓦(こうかつ)です
こ~んな瓦のこ~んな箇所です
そうです、かち合いの谷の、出口付近の雨漏りです。
こ~んな感じになっちゃってます。
瓦をはがしてみると、これまたこ~んな感じ
UPで
グズグズ状態ですw(笑)とりあえず、全バラして、
垂木を雑巾がけして(笑)
んでもって、化粧野地板をはり直して、
下葺きをはって、瓦桟を打って
いよいよ本業の瓦工事で~す。
まず、壊す前に現状の割り込みの、暗号通りに、瓦復旧です。
(そうそう、自分ではがすのだから、瓦には、番号を、野地には、寸法を
印をしておくと、後が、超楽チンですw。)
さて、本日のここがポイントです。
今回のように、一重化粧野地の場合、いつもの釘だと、出ちゃうよね♪
出ちゃうとみっともないよね♪
私の現在の施工ですと、新しい瓦の場合は、51と、57のステンレス
ビスでやっちゃいますが???
このような古瓦のの場合は、注意が必要です。(あとで講釈をします)
今回の選択は、これだ!じゃ~ん!
昔ながらの、銅釘です。
この50の銅釘を打って、さらに、このように、穴をあけて
ステンレス釘65を打ちます。各瓦とも、位置が違うでしょ?
そうです。超自分勝手な私の気まぐれです。気分であけちゃいます。
な~んて、嘘、嘘で~す!よい子の皆さんならおわかりですよね♪
はい、垂木の所なんだよ~ん!
そんでもって、またまたこの写真
ここには、90のパッキン付きステンレス釘をやさしく打ち込みます。
こんで、完成です。ほ~れ
ねっ!綺麗でしょ?しかも丈夫そうでしょ?
さて、どうして?ビスじゃダメなの?
ビスの方が、丈夫だと思うけど??っとお思いになる方もいると思うので
本日、ヨッパのお洒落な屋根先生が、ひとっ講釈をします。(笑)
ガイドラインには書いてありませんので、皆様φ(.. )メモ のご用意を
今回のような、古瓦使用の場合は、やさしく、丈夫に取り付けて
やらなければ、いけません!今回のような、古い瓦ですと、ビスの強度に、瓦君が負けてしまう可能性があるんです。
このような、ご老体には、若い者と一緒の考え方では、無理なんですw
そうそう、文化財の有名なお寺などの軒巴釘などが完全に打ち込まれていないのを、お気付きの方もいると思いますが?
それも、これと、同じ考え方からです。
その瓦、その瓦によって、緊結方法も考えてあげなくっね♪
もっとやばい場合は、銅線緊結だってあるしね♪
どのような緊結がふさわしいか?は、教え事にはいかないのよん!(笑)
瓦の気持ちになる事です。
是非、瓦君に対して、いたわりの気持ちで、接して下さいませ!
いたわって欲しい、じじいからのお願いです。(笑)
あっ!そだ!この軒瓦の下には、
このように、なんばんシックイの座布団を敷いてあげまちた。