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最新型に・・・お宝・・ [作品(瓦のこと)]

今日は、10時休みに、お施主さんが、出かけるので、

お茶の用意しといたから、勝手に飲んで下さいねぇ♪

って、お出かけしたので、屋根の上で、お留守番です。(笑)

10時のおやつの時間です。↓

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最新型の、ポットです。
お湯を出すのに、力は、いりませんが・・・・電気がないと・・・・(笑)
我々現場人間には、不人気なポットですよね♪。
まぁ、んな事より・・・この無造作においてある、下の石です。
ほ~ら!↓
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石臼(いしうす)だよ!
庭にも、これまた、無造作に・・・↓
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こんなのが、ごろんごろんしてまちた。(笑)
3時休みに、私が、これ石臼ですよねぇ?って聞いたら
これまた、何気に、そうだよ!こんなのが、い~っぱいあって、
邪魔で、漬物石も、これでやってるんだよ!だって・・・・・(笑)
もしかしたら?・・・・これって、お宝じゃないの???って言ったら
そうみたいね♪でも、今の時代、これで、粉ひかないしねぇ?だって・・
お宝持ってる人の考えは、違うなぁ???(笑´∀`)ヶラヶラ
んな訳で、本日の作業は、例の、お宝屋根の修理です。↓
画像 003.jpg
↑ご覧のように、シックイがとれちゃってますw。↓
画像 009.jpg
一般の皆さん、シックイって、ただ、取れちゃうんじゃないんだよ!
原因があるから、結果があるのです!
そこが、わかんない奴が、工事すると、逆に、雨漏りの原因になりますよ!
瓦の構造もわからない、インチキ訪販シックイ屋、ボンド屋などには、
特に、ご注意を・・・・。
んで、昭和2年の左官屋さんに、負ける訳にはいかないので、
ご覧のように、
画像 001.jpg
手で、こねました。
本日の見学者は、先日に引き続きまして、ありさんと、↓
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モグラさんでしたぁ。(笑)
さて工事の方は↓
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このように、痛んだ所をかっぽじいて↓
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お掃除して↓
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水の流れを、考慮して、↓
とりあえず、バックUP材に、シリコン入りの南蛮漆喰の、
ガッチンガッチンになった奴を、↓
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このように、↓
画像 018.jpg
鏝(こて)ではなく、お手で詰め込みます。↓
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このように、↓
画像 030.jpg
指で、ぼこぼこ、ごつごつにして↓
画像 023.jpg
自家製の、手ごねシックイを塗りこみます。↓
画像 031.jpg
↑こ~んな感じに、昭和2年より、1寸(3センチ)奥で仕上げます。
まぁ、んな訳よ!・・・・(笑)


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コメント 6

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しょうたく

なるほど、深目地にして雨が走っても回りにくいように、水が切れるようにという配慮ですね(^_^)全部を南蛮漆喰で仕上げないのは漆喰の持ちを考えてでしょうか?

宝持ちはお宝に無関心なんですね(^_^;)
by しょうたく (2010-06-28 20:24) 

お洒落な屋根

しょうたくさん>すべての箇所の土が、ぼろぼろなら、全部南蛮漆喰でOK!なんですが?
         いるのよ、頑固な土が?・・・(笑)南蛮漆喰は、薄塗りは不可なので、
         本漆喰仕上げといたしました。
         石臼の漬物石には、驚きました。(笑´∀`)ヶラヶラ
        
         
by お洒落な屋根 (2010-06-29 06:26) 

しんちゃん

いつも感心したり,羨ましくなりながら,
時には悔しくなりながらブログを拝見させていただいております。
というのも・・・昨年実家の新築住宅(寄棟平屋化粧造り,玄関屋根は入母屋)
の屋根瓦工事を,親戚の職人に頼みました。
良く知っている親戚ということもあって,大丈夫だろうということで,
ほとんど打ち合わせもせずにお任せしたのですが・・・

これが素人の私が見てもわかるくらい下手で最悪でした(T_T)
細かい部分の仕上げが雑だし・・・
熨斗積みと鬼瓦の接合部分には,ダンゴをこねて付けたような南蛮漆喰・・・
玄関入母屋の左右の降棟の高さが,厚熨斗一段くらい違うし・・・??
平屋で大きめの屋根だったので,重厚な感じの棟と鬼瓦を想像していたのですが,
なぜか厚熨斗,カエズのすっきり素丸仕上げで,棟の高さも大棟7段,隅棟4段で,
化粧造りの大屋根には全く物足りない出来栄えでした(T_T)。
家の造りを見て,どういう瓦を葺けば合うのか考えなかったのかねぇ。。。

その後,クレームをつけて,結局鬼瓦だけを少しグレードの高い物に付け替えました。
本当は棟の積み直しをしたかったのですが,
大きなトラブルになりそうだったので,それで納得せざるを得ませんでした。

やっぱり屋根瓦は,お洒落な屋根屋さんのように,
腕が良くて,センスがあって,こだわりを持った葺師に頼まなくてはと,
今更ながらに思います。

これからも,皆さんをうならせるようなブログ更新を期待しています。

by しんちゃん (2010-06-29 17:40) 

お洒落な屋根

しんちゃんさん>文章を読んでいますと、私のブログに、いつもコメント
          くださいます。京都の屋根屋のしんちゃんとは、別の人のようですね♪
           いつも、見てくださいましてありがとうございます。
           同じ職人でも、いろいろなのが現実です。
           私も、下手ですが?、お話を聞いていると、
           そいつは、も~っと、下手糞のようですね((*´∀`))ウキャキャ
           また、コメント下さいね♪(^-^)ニコッ
                    
by お洒落な屋根 (2010-06-29 20:19) 

古民家

しんちゃんさんが、可哀想に思えます。
私も、若い時に近所の大工さんに修理を依頼して懲りました。
我が家に来てくれる左官屋さんは絶対に親戚と近所の職人を
義理で頼むなと言ってました。
自分の目で、職人さんの仕事を見てから依頼することにしました。
お洒落な屋根先生の仕事をしているところへ押し掛けて
仕事の出来栄えを妻と一緒に見て決めました。
自分の希望が職人さんに理解してもらえれば良いと思います。

by 古民家 (2010-06-29 21:10) 

お洒落な屋根

古民家さん>名人左官は、仕上がりましたかぁ?(笑)
        確かに、我々職人は、お施主様あっての、技です。
        目利きが、少なくなった今の時代、
        古民家さんご夫妻のような人がいないと、
        ますます、職人の技が衰退してしまいます。
        本当に、ありがとうございました。
        当社、保証は、後199年ですので、、ご了解下さいませ。(笑)
        不都合があれば、すぐに駆けつける所存でございます。
        (●>∀<●)ノケッケケケ    ププププぅぁはははははっは
        
by お洒落な屋根 (2010-06-30 20:05) 

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