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恐るべし昭和2年(笑) [作品(瓦のこと)]

さて、本日も、昭和2年の屋根屋さんと、お話しながらの

屋根修理ですw。

奴は、電気ドリル持ってないので、こ~んな仕事です↓

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俺は、電ドルを持っているので、じゃんじゃん、穴あけです(笑)↓
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これを、このように、↓
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大きさを、おおざっぱに、選別しまして、取り付けです↓
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そうです。幅の狭いもんじゅんに、並べるんだよ~ん!(笑)
あっ!それと、こ~んな釘にも注目です。↓
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手打ちの、銅の角釘です。UPで↓
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まぁ、これを、破損した軒万十唐草を、自家製万十に交換時に↓
画像 032.jpg
打ち込んでやりました。
しっかし!打ちずれ~なぁ!(笑)
こ~んな事やりながら・・・・本日、気付いちゃったの。見ちゃったの。
な、何と!!!!この屋根。。。。。。。
ルーフィングが、張ってありません!
↑当ったり前だろ!この当時は、杉っ皮か?トントンだろ!!
はい、それも、はってないのです。
野地板の上に、瓦桟が、じか打ちです。???
そこで、お洒落な屋根は考えます。
当時のこのへんの主流は、杉っ皮が、標準のはずです。
そこを、土葺き=杉っ皮、
今回、初めての引っ掛け桟なので、杉っ皮は、不要と考えたのでしょうか?。
まぁ、これで、雨漏りしちゃってるのなら、不合格ですが・・・・・
とりあえず、80数年雨漏りなし!!っとは、恐るべし(笑)
今の時代の、ルーフィングの重ねがどうのこうの、
釘穴がどうのこうの、何だか?変な議論だなぁ?っと思っちゃいました。
これからは、私は、ルーフイングなし!で行こうと思います。
っと言うのは、大嘘です。(笑)
やい!昭和2年!よく、下葺きなしで、施工したなぁ?
まいったよ、地割りも、ぎっつん、ぎっんで、命掛けの施工だよ!(笑)
まぁ、今の、53判の重なりや、四角い奴の重なりでは、無理だよな!
俺も、ちょっとやばいかなぁ?っと思ったんだけろ、、重なりが、多いので、
なんとか?いけるかぁなぁ?って、ひやひやの、強行施工だったよ!
まぁ、当時、銅がなかなか手に入らなかったので、
風切り丸は、縛らなかったのは、失敗だったぜ!反省するよ。
素直に認めるよ!。。。。。(笑)


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しょうたく

あぁ~そうかもう84年目だ。70数年だと思っていました(^_^;)。
で、雁足もしっかり、雨漏り無し、丸がずれただけ。恐ろしいw
こういう良い仕事だから古くても大事だしお宝なんですよ。
ただ古いだけでがたがたは葺き替えて良いけどね、良い仕事とは残すべし。
トントン・杉皮なしで雨漏り無しってのも凄いですね。
屋根勾配・瓦重なり・絶妙な案配、どれが駄目でも持たないでしょうね。
で、昭和だと赤の釘も使ったのか。φ(・・)メモメモ、勉強になります。
by しょうたく (2010-06-25 21:16) 

まさゆき

我が家には、恐るべし悪のSS・昭和23年がおります!
by まさゆき (2010-06-25 22:12) 

お洒落な屋根

しょうたくさん>このような屋根を、修繕していると、当時の職人の気持ちが
         ビンビン伝わってきます。それを、感知出来るか?どうか?は、
         人それぞれですけろね♪(笑)
         私は、副資材、道具などそろっている、今の時代!、昭和2年に
         負ける訳にはいきません!(^-^)ニコッ
by お洒落な屋根 (2010-06-26 07:24) 

お洒落な屋根

まさゆきさん>その昭和23年は、貴重ですねぇ!
         瓦文化を、全否定してまで、画期的、合理的を追求した第一人者
         ですからね♪これからの時代を想定し、、コロ、カワラU,Tルーフなども、
         率先して、手がけましたからねぇ♪。
         ご予算が、ご予算が、を連発し、あれも出来る、これも出来る
         まぁ、私以下の年齢の方も、これを、素直に受け入れてる人も
         多いですもんね♪ (笑)        
         
by お洒落な屋根 (2010-06-26 07:36) 

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