このお宅は、中山道深谷宿の、一番西の方に位置するお家です この家、私が、十数年前から、屋根点検、修理をさせて頂いております。
お出入り瓦職人・お洒落な屋根です。
最近よう。もう、古くなってますので、屋根葺き替えしませんかぁ?とか
そろそろ、シックイの時期ですよ~!って、
とても、親切な方達が、営業に来て下さるそうです。
まぁ、目の利くお施主さん、「残念ですが?あなたがたには、この
屋根は、いじれません!!」って、いつも追い返しているそうです。(笑)
当~然!!ですよね♪
この、私達、この地で、職人やっていく上での、教科書のような屋根。
私の仕事の、江戸前の仕事の原点のような屋根です。
このお宝屋根を見て、ただ、古いだ、ボロイだの感覚しかない輩には、
絶~対に、出来ません。出来っこありません。
まだ、わからない奴は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おめ~らには、いじくれねんだよ!」
「わかったか!ば~か!」
↑やけに興奮してんなぁ!まぁ、まぁ、おさえて、おさえて・・・(笑)
ってな訳で、お宝お家の写真です。庇鴨居↓
千本格子
シックイ仕上げ垂木↓
お家の中も、すっげぇ~ん。だけろ公開は、個人宅の為、内緒です。
さて、お洒落な屋根号を南にまわしまして、いよいよ、門から参上です
さて、屋根修理始まり、始まりぃ!↓
今回の修理は、風切り丸(かざきりまる)のズレの修正です。
あっ、そだ!この風切り丸3本引きの丸の伏せ方ですが?
土を使ってありません!銅線も縛ってありません!
関東の、明治時代の蔵などの屋根に多くみられました。
玉口内面、絶妙シックイ納めです
↑この正しい呼び名、昔親方に聞いたんだけろ、忘れまちたぁ。(笑)
中は、空洞なんです。↓
(脇のべたべたシックイは、昭和になってからのもの)
↑これは間違い、
目地積み、紐シックイ、上甍、シックイ影盛り鬼瓦、棟換気付きの大棟
140年ずれてない、桟瓦、
その秘密を、大公開いたします。瓦をはがして、↓
この土の置き方が、ポイントです。
ましてや、ぶったまげる事に、ここの所・・・・・↓
野地板の上に、全面シックイ仕上げ、その後、土葺きで、
瓦が葺いてあります。
まだまだ、私レベルの瓦職人では、理解に苦しむ点も
数多く存在いたしますが?この屋根、そうとうの、お手手の瓦職人が
葺いたものと思われます。
気合いが、びしびし、伝わってきます。
屋根の上から・・・・↓
自作の素丸を、補充いたしまして、その他点検をすませまして、
完成!です
こうしてみると、建築や、瓦葺きは、もう、明治時代に、完成!
されていたように思います。
それを、今の建築、ちっぽけな事で、変にこねくりまわしている
ようにしか思えません。人間の知恵、おそるべし!!!これだもの、
てめーらみたいな、営業屋じゃ、直せねんだ!YO!ば~か!
↑し・つ・こ・い!!(笑´∀`)ヶラヶラ
そだ!このお家の、離れ、築150年↓
稲荷様↓
今ではちょっと風化しちゃってますけろ、この、左官の
技術もすばらしいですね♪
土の置き方は数値で出せない、マニュアルには出来ない。
140年保証ですよ。職人の腕って偉大ですよね。
門の佇まいの品が良いですし、お稲荷様のお社、左官の仕事良いですね。
お宅拝見すると宝の山なのでしょうね。
by しょうたく (2010-04-27 23:53)
塀の覗き穴から見たこの漆喰鬼が忘れられません(笑)
文化を理解しないものに、この屋根を触らせる訳にはいきませんね。
文化を理解しないものに、この国も任せる訳にはいきません。
ホント・・・景観の悪い国になりました。
意地のメンテナンス・・・頑張ってください☆
by 瓦人 (2010-04-28 00:47)
しょうたくさん>そうなんですよ!土葺きは、トンって置いて、ギュゥって
お手手になじませて、やや右に、そんで、切り込みの所は
ちょいと避けて、硬すぎてもダメ、軟らかすぎてもダメです。
これが、マニュアルです。(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
その通り!このお宅、宝の山ですよ!農家造りではなく、
商家造りの蔵造りです。
良い材料で、良い仕事してありますよ~!。(^-^)ニコッ
by お洒落な屋根 (2010-04-28 07:13)
瓦人さん>そうそう、あの板塀の穴から覗いたやつです。(笑)
年々風化が進んじゃって、もっと、私が初めて見た時は
色鮮やかでしたぁ。ちょっと残念ですw。
まぁ、150年もたてば、しょうがないかな?
でも、当時の瓦は、へっちゃらですよ。
10年しか持たない、屋根材より、昔のシックイの方が長持ちです。
。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \
by お洒落な屋根 (2010-04-28 07:28)
我が家は築100年の小さな一般の民家ですが、この度菊間瓦の土葺き瓦の引き直しを梅雨開けから行います。
足場の設営が本日ほぼ終わりました。
広島では最近全くと言っていいほど見なくなりましたので、見学者の声かけをしているところです。
by katuyosi (2010-07-05 15:47)
katuyosi さん>菊間瓦ですかぁ?私は、まだ葺いた事ありませんが?いいですね♪
地域の歴史ある瓦、味があります。
完成が楽しみですね。
菊間瓦だと、鬼瓦なんかも、角なんか生えちゃってるのかなぁ?(笑)
by お洒落な屋根 (2010-07-05 18:09)
今回、修理、引き直しをしようといろいろ話を聞いて、私も
「おめ~らには、いじくれねんだよ!」
「わかったか!ば~か!」
と、同じことを思いましたよ。(笑い)
同時に、「おめ~らは、直せないんだろ!」
「だったら土葺きがどうだのデタラメばっか言うんじゃないよ!」
って言っていましたよ。
やっぱ、職人は腕です。ビシットやってもらうとしびれますよね。
by katuyosi (2010-07-06 11:16)
katuyosi さん>ありがたいですねぇ!職人気質がわかってもらえて・・・・
これが、大事な事なんですよね♪
しかし?そちらの方では、まだ、土葺き用の土があるんですね。
うちの方じゃ、めっきり、良質の粘土がなくなりました。
土葺きする時は、土探ししてからが、現状ですw。
土葺きのビシッと!は、しびれますよ~!ご期待下さい。ませ。
by お洒落な屋根 (2010-07-06 17:52)
今日、屋根の瓦と土を半分おろしていただきますた。
広島は土がいいそうで、1度拭くと土は70年ぐらいは大丈夫だそうです。良すぎても仕事が減るからと笑っとっちゃったです。
下地の杉皮はいまやバカ高くて、かと言ってコロシートと透湿シートを私がイマイチ乗り気でなく、今日こちらの記事を瓦屋さんにも見ていただいて漆喰はどうかと聞いたんですが、良さそうだけど広島では文化財の修理でもやった事が無いということでした。
左官屋さんも晩方、電話もらったんですが、こちらも文化財修理でも同じくやったことがないとのことです。
ただ素材としてはいいので、他の瓦屋さんにも聞いて予算や漆喰の種類も考えてみるということです。
予算もないくせに昔の材料、工法にこだわるわがまま放題。
さらに昔のままでなく、墨のように昔は高くてあまり使わないものでも、今は逆に安くなっていいものはないかという無謀さ。
文化財でも何でもない、小さなどこにでもある民家の為に、文化財の修理の合間合間に連絡をくださる職人さんたちに、ただただ、感謝するばかりです。
この家は、儲けは抜きじゃけんと笑われても、ひつこくあれこれこだわってしまって迷惑かけどうしかも(笑い)
その家が近かったら、みんなで飛んで見に行きたいのですが。
by katuyosi (2010-07-18 22:07)
katuyosiさん>本来は、土葺きは、杉皮がベストなんですがねぇ?
杉皮は、今や銘木ですからね♪(笑)
アスファルトルーフイングに、土葺きでは、数年で、ズレます。
表層雪崩のような現象がおきてしまうのです。
それは、ルーフイングと、土が中が悪いからです。
まぁ、コロシートなら、OK!じゃないでしょうか?
「この家は、儲けは抜きじゃけん!」職人気質ですね♪
きっと、良い屋根になる事でしょう。(^-^)ニコッ
by お洒落な屋根 (2010-07-19 06:59)
これは本物か、この材料はまがい物か、子供にゴミを残すのかどうか、あれこれ考えるのも楽しいんですが、杉皮のように本来あるものがただのゴミにされて捨てられているのをのを知ると、昭和から後の人間は馬鹿になってるんだとつくづく思います。
200年300年暮らせる家を壊して25年しか持たない家を建てて綺麗になったと自慢する。ヘンテコリフォームで柱まで腐らせる。自分の代だけ持てばいいと平気で言って平気で子供に処分にも困るゴミだけ残す。
国・行政も含めて金もなければ知恵もない。皆やってるからと思考停止になって職人の今までの仕事の足跡をたどろうともしない。
施主もリフォーム会社に任せて、本来の機能も職人の手間も無視して見てくれだけごまかして<ハイ、古民家再生です>では騙す方も悪いが騙される方にも問題があるんです。先祖からの預かりものだという意識もない。そこでの暮らし方を想像することもない。
美的感覚もお粗末で、梁までむき出しにして山小屋のようにしてしまう。瓦をはがして軽い屋根になるとゴミを貼り付ける。
これが本当の仕事だということを職人さんにやらせもしないで
やればやったで、熱くなった寒くなったと後から文句だけは言う。
1年以上かけて職人さんを探しまわって、半年以上あれこれ話をしていると楽しい半面、偽物、まがい物があふれる状況を、テレビなどで素人コメンテータが訳の解らんことをうだうだ言ってる状況をドッカン〜〜とぶっ壊したくもなりますよ。
地獄じゃ閻魔さんが舌を抜くのに大忙しじゃないですかね。
この家は、儲けは抜きじゃけん!、、、ホンに申し訳ない。出世払いと行きたいが、いや〜〜こればっかりは、ほんとごめんなさい(笑い)
by katuyosi (2010-07-19 14:24)
野地板の、全面シックイ仕上げは関東などではよくあることなのでしょうか。野地板にちょくに漆喰が塗られているのですよね。こちらのお宅の漆喰は砂漆喰でしょうか、南蛮漆喰でしょうか。
蔵の置き屋根を省いた感じで思っているのですが、独自な手法はあるのでしょうか。
やはり、防火目的から本来きているのでしょうか。
いろいろ想像はしているのですが、すいません。
by katuyosi (2010-07-19 16:21)
katuyosiさん>。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。ギャハハ! ズバリその通り!ですね♪
本来、家造りは、こうでなくっちゃね♪
私が、以前、業界新聞にとり上げられた記事
「瓦屋根を守るのは職人!目利き人なきところ未来なし」
きつねとたぬきの騙し合いみたいな事では、アホらしいですよね(笑)
目利きのお施主さんと、腕のよい職人で、一般住宅は、OK!
のはずなんですが??職人のふりした商人も多いですからね
(●>∀<●)ノケッケケケ ププププぅぁはははははっは
by お洒落な屋根 (2010-07-19 17:55)
katuyosiさん>このお家は、特別です。
私が、この道、32年ですが?まだ、このようなお家は、他に
見た事はありません。
このお家は、昔の、質屋さんだったそうです。
よって・・・特に、火事に注意したのでしょう。
野地も、垂木も、本漆喰仕上げです。
そうそう、野地の事はわかりませんが?・・・・
垂木の漆喰仕上げは・・・・・・・
そうです。昔の、お城と同じです。
だ・か・ら・・・能書きこいてる、商人の、
おめ~らには、いじれない!のですw。(笑)
by お洒落な屋根 (2010-07-19 18:08)
質屋さんだったんですか。やはり防火目的が結果ずれない屋根を生んだということですか。
んん〜〜〜。職人さんにまた聞いてみます。
ありがとうございます。
「瓦屋根を守るのは職人!目利き人なきところ未来なし」ホンにそうだと思います。読んでみたいな。
職人さんを探しまわっている時、とあるまだ熱心な、しかし土葺きは出来ない若い瓦屋さんとメールでやりとりしていた抜粋です。
結構怪しいところがあるんですが、、、、
katuyosi
今回何冊も本を読んで私なりに考えていることなのですが、文化財のほとんどが100年以上の瓦を使っていることや、かつての民家では50年ぐらい で葺き直しをする際、使える瓦を残し不足分を補充していた。
または、他の家でいらなくなった瓦をリサイクルしていたことを考えると元々の瓦の寿命は100年単位、神社、寺等では大きなものを利用したものは 数百年、1000年といった単位でも瓦の寿命を考えていたのではないでしょうか。
それでは瓦屋は儲からないかというと、昔の工法はずれて当たり前で、台風であおられた場合、限界までは瓦の重さで家を守るがそれ以上では野地板まで持って行かれないように瓦がめくれて飛ぶことで家を守るので、新築、修理、風切り丸や下り棟の修理調整、鬼瓦の修復、焼き直し、葺き直し、葺き替え、リサイクル瓦の市場、メンテナンス、機能の向上といった仕事の循環があったのではないでしょうか。
瓦屋根「風切り丸の機能性」(機能美が洗練された結果としての様式美:和瓦・和型J形瓦)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-01-24
かっこよさを求める流行もあったでしょうし、、、(屋根は芸術的でかっこいいです。)魔除けの意味もあるので見栄を張るところもある。
その他では、祭りで屋根の瓦をぶつけ合う、御輿が当たる等で破損することでリサイクル市場が常に働く等の周期的なイベントや、火災時の打ち壊し等 による大幅修繕。そんなこんなで仕事は年中、捨てるほどあふれていたのでしょう。
それぞれの古い家は、いつもいつも修理があってあたりまえで、何代もつきあいがある職人の家があったのでしょう。何代もわたる専属契約ですね。だから1回あたりの料金も安くできた。手間賃でといった表現は安くということでした。時代劇ではよく、庭にいつもいつも職人が居たりしますよ ね。
落語のヒーローや間抜けでかわいいキャラクターもやはり職人です。腕さえあれば、食べるのには困らない市場があふれていたのでしょう。
江戸末期ぐらいから、強制的に瓦屋根にさせられた民家でも江戸、明治、大正、昭和の初頭までは安定した屋根瓦の新規、修理、リサイクルがうまく働いていたのだと思います。それが、戦後のアメリカによる文化の剥奪、新建材(石油系)、建て売り(ゼネコン)、コンクリート(イギリスを発端とし た世界戦略であるコンクリート)、強引な資源、エネルギーの転換などの強制的な市場の強奪にあい、見えない植民地化をされた抜け殻が今の日本の建築事情を表しているのだと思います。
一部省略
金と欲にくらんだ人間が自分の利益のため伝統的木造建築の文化の息を止めたことで、今の完全な職人の空白があるのではないでしょうか。
その後、徐々に神社建築など伝統木造の研究が進みこの頃やっと西洋化の流れのなかであっても、伝統木造建築は本当は良かったんだと市場がきずき始めたのではないでしょうか。
これからの私たちは、戦中戦後世代が年をとり、代替わりでやっとアメリカ等の支配下としてのおしつけの消費だけでなく、日本人が築き上げた優秀な文化、技術を消費者としても取り戻す自由を、戦後初めてやっと持ち始めたのかもしれないと思います。
コンクリート、新建材は保たないではないかと知ってしまった以上、まがい物は所詮本物にはかなわないと気づいてる消費者、もうだまされて大切なものをなくすのは、もうこりごりだと思う人が徐々にですが、増えてきているのではないでしょうか。
中省略
ただ今の何割かの瓦屋さん、屋根職人の考え方は国の決まりだから、この建材は有名でコマーシャルをよくしているから儲かるかもしれないで工夫を忘 れているから、屋根の釘で留めた瓦と同じで、柔軟性がない。
だから結局、自分で自分の首を、生計をまかなうはずの巨大な市場性を自ら絞めているのではないでしょうか。
なぜこうして調べているかというと、厚化粧の整形ブスに興味がないのと同じで、へんてこリフォームにかけるお金も興味もないからかもしれません。
それより何より、やはり屋根は私の1番大切な家族を守る重要なもの、そしてこの家は先祖からの預かり物だからです。
PS
それぞれの家は造りも、柱の太さも構造も違いますし、基礎の強固さも違う。
年数を経過して、傷み具合も違うわけです。
だから屋根は乗せるとなると基礎のことや全体のバランスをよく考えないと危ない。
そして、屋根の重さで家全体をかしめています。
安全な家を造るためには屋根のために柱や基礎の専門的な知識、家を作り上げ安全に暮らせるための豊富な知恵や経験もいる。
他の職人より、瓦、屋根を預かる職人が棟梁を務める事が多かったのは自然だった思いませんでしょうか。
長いので以下省略
こんな感じで喧々諤々やり合っていました。
>>職人のふりした商人
うちのおじいさんなんか、職人さんとも仲良しで金のないときは酒何本か持って行って今回はこれでやってくれ。なんてやったりしてたんですがこの頃は金目当ての詐欺、嘘っ子職人、こんなんバッカリやってきますよ。
しょっちゅうセールスが屋根直せときてたんですが、<瓦 踏み割ったら1枚でもわかるから弁償さすぞ>と言ったら、皆帰って行きました。
わざと割りに来たもんに、直せるわけないじゃないですか。
わしゃー、死んだら地獄に出張にいって閻魔さんの舌を抜く仕事のボランティアをするつもりです。(笑い)
by katuyosi (2010-07-20 01:43)
katuyosi さん>かなり勉強されてますねぇ♪
そうです。これがいやいやではなく、楽ちければ、目利き人です。(笑)
ここまで、わかってもらえると、職人としては、やりがいがあります。
反面、こういう奴もいますよね♪
施主の野郎、素人の癖に、生意気こいて・・・・・・などと
自分の勉強不足を棚にあげる奴(笑)
結構多いんだ、これが・・・(≧∀≦)ギャハハハハ!!
by お洒落な屋根 (2010-07-20 06:38)
楽しいですね〜〜。
というよりどうでもいいところはでっちさん、いや自分でやります。壁土の下地の修理も、田舎で土掘って藁混ぜて1年寝かして塗ったりもしました。
そこはそこで、子供にも見せておきたいのもあります。
ただ、なんぼ金はなくとも家の中で譲れないところはあります。
職人さんでないと嫌だというより、素人が出る幕ではないと考えるところがあります。
ここでいい加減にやってもらうぐらいなら、逆に職人さんの仕事としてのちのち恥をかかすことにもなりますんで、ホンマよう頼みません。
ただ予算が際限なくあるわけではないので、その範囲で職人さんに恥をかかせない方法や、自分が後悔しない方法を夜どうし考えてしまうんです。
今、私の代で出来なければ、息子にやるよう言ってます。と言っても最近はやりの古民家再生のような飾り立てるようなことではないですが。
こりゃーもう、おじいさん譲りのいちがいな性分なんで、今更死んでも治らんでしょうね。
>>素人の癖に、生意気
ある意味、その通りで、私たち施主側は職人の足跡をたどるだけしか出来ません。そこが、無性に残念でもあります。
この業界の人間は、いままでいったい何をやってたんだと。
ただ先も書いたように施主側の、ばかちんがどうでもいい仕事ばかり職人にやらせることもこうなってる原因でもあります。
だから、よけい業界人に職人に、 <次の世代を頼みます>
と言いたいんです。素人はメディアなどの影響で、とかく間違った方に進んでしまいます。
今回見学を皆さんご自由にどうぞというのも、あちこちにこんなあばら屋でもこんなこともしますよとNPO、各組合、職人さん、施主などに声を掛けているのもそのためです。
見て聞いて知って欲しいだけです。
職人さんがもっともっと声を上げて、行政や国にも<素人は引っ込んどれ>と大声をはり上げていただきたい。
そのための勉強の助けが少しでも出来るなら、施主は喜んで時間も場所も貸します。
勉強不足でスネるよりもっとカッコよく、しかも泥臭くてもできるだけ大声で <素人は引っ込んどれ!!> とやって欲しいんです。
ケツに火が付いているのは、こういった家を持つ施主も、それを面倒見る側の職人もかわりないですから。
by katuyosi (2010-07-20 22:14)
katuyosiさん>ありがたい取り組みですね♪嬉しく感じます
お施主様と、職人 このようなスタイルが望ましいですね♪
その昔は、旦那丁場、 お出入り職人、お手手で勝負出来た のになぁ?今の、古民家再生などの、 商売目的なのは
あんまり好きではありません!。(笑)
by お洒落な屋根 (2010-07-21 07:12)