蔵、復元の復元④ 平葺き終了! [作品(瓦のこと)]
本日、平葺きが完成しました。
後は、棟取りです。ここまでの道中を、説明します。
瓦は、焼き物のため、いくら、製造機械、技術が発達したとはいえ
多少のねじれが生じます。
この若干の隙間を、違和感なく修正するのが私達屋根瓦職人の腕です
ちょっと、ひと手間かけてやると
このように仕上がります。
建物が古いために野地を直しても多少の野地むら(凸凹)があります。
これを修正するために今回は、
(なんばんしっくい)
南蛮漆喰葺きとしました。さらに釘打ち
続いて、風切丸(かざきりまる)の施工です。
この2本引いてある瓦を、風切丸(かざきりまる)といいます。
南蛮漆喰と、ホルマル銅線で、バッチリ取り付けました。
後は、棟取りです。棟瓦に、銅線を通して、準備OKです。
2006-11-15 18:52
コメント(4)
はかどりましたね!!棟瓦が最近見ない瓦ですけど完成が楽しみです
by スズ552 (2006-11-15 22:38)
スズ552さん>お蔭様で・・・ここまできました。
by お洒落な屋根 (2006-11-16 20:35)
はつる作業。「いい仕事、してますね!」
by 浦和君 (2006-11-17 06:18)
浦和君>ありがと!この修正のしかたにもポイントがあります。ほとんど、ねじれの組み合わせで、行けるところまで行き、どうしてもダメな場合にタガネを最小限度入れます。この間、お手伝いに行った瓦屋さんは、雪止め瓦を、修正と言って、削ぎのしのように加工していました。これでは、アカンと思いました(笑)
by お洒落な屋根 (2006-11-17 06:53)