SSブログ

技能の伝承 [作品(瓦のこと)]

昨日は、私のパソコンタイム[ビール][ビール]の時間帯が、雷[雷][雷][雷]だったので、

おっかねぇーので、てきとーに、[ビール]飲んで、寝ました。(笑)

今日もまた、昭和2年の屋根屋さんと、コラボです。

そうそう、昭和2年に、ここまでの仕事が出来る大、大先輩は、

たぶん??間違いなく、明治生まれと、推定いたします。

これを、澄んだ目で、見られる職人が減りましたねぇ!?

そもそも、これが、瓦離れの実態です。

やれ!効率が悪いの、利益率が悪いの、耐震になってないの、

能書きこくまえに・・・・

一歩下がって、素直に見てみぃ!!

これが、技能の伝承じゃぃ!!

昭和2年の屋根屋さんを、認めつつ、、、

おめぇ~!丸、縛んなかったんべー!(笑)っと、

いやみを、言いつつ、風切り丸の引き直しですw。(笑)

まぁ、こ~んな感じよ!↓

画像 006.jpg

南蛮漆喰にて、細く高くです。

んで、まぁ、こ~んな感じよ!↓

画像 012.jpg

裏面が終わりまして、棟の漆喰も、なんなくこなし・・・

雪止め瓦を、合端し、取り付け、棟、平を補修しいたしまして、

限りなく、昭和2ねんですw。(笑)

最近、わかる人が、古色なるものを、開発していますが?

いいですよね♪、この味・・・。

まぁ、宿題は、杉皮なし、トントンなし、ルーフイングなしの

この野地↓

画像 019.jpg

野地板、瓦桟は、案外しっかりしてまたよ~ん!!。

野地板も、↓

画像 017.jpg
杉の6分板。。。(18ミリ)
今の野地は、合板の4分(12ミリ)・・・・・・・・太陽光は・・・(笑)
色々な、野地、ルーフィング、見てますが??

むしろ、ビニール系のルーフィングが、一番やばいような気がします。

余談ですが?密着の、コロニアルの野地は、ボロボロ・・・(笑)

まぁ、いいや、

後は、こっち側の2本です。瓦揚げ機械も、こっちに掛けなおしまして、

復元、完了予定です。↓

画像 008.jpg
↑後は、ここだけだよ~~ん!
いいよね♪本物の、古色・・・・
画像 014.jpg
まぁ、こ~んな復元修理も、得意としている。
お洒落な屋根 山田瓦店です。(笑)俺じゃね~と、出来ないだろう!!
(●>∀<●)ノケッケケケ    ププププぅぁはははははっは
あっ!んな事より、また、[雷][雷][雷]だよ~!↓
画像 023.jpg
あ~!のん気に[カメラ]なんか撮ってると、降りられなくなっちゃますw。(笑)
かなり、土砂降りの為、本日は、とっとと、仕舞いです。↓
画像 026.jpg
いよいよ、明日完成!予定です。んじゃ!!


nice!(0)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 12

コメントの受付は締め切りました
まさゆき

うちも早仕舞いしました。


まぁ、そうなると。。
あたくし が関東の瓦文化を伝承する最後の男になりますなぁ~♪
by まさゆき (2010-07-02 20:40) 

しょうたく

凄い雷と土砂降りだったようですね。風邪引かないようにご自愛ください。ま、ビールで消毒でしょうけど(^_^)
おかげさまでだいぶ眼がお洒落な屋根になれてきました。古色良いですよね。いぶしでばっちりも当然良いのですが、こういう味わいも捨てがたいです。雪止めも違和感なく納まっていますね。丸も良いです。そして表側は復元と、お施主様を喜ばす手が別にあってもこっちが良いですよね。勉強になります。φ(・・)メモメモ...
野地板・瓦桟も80年経ってもしっかりしていますね。コロニアルじゃこうはいかないです。
ルーフィング、野地は暑くなるから高分子系はだれるような気がします。暑さに強いアスファルトが一番でしょうね。
和瓦+アスファルトルーフィング+杉野地+通気層+アルミルーフィング+合板が基準法の規制の中で最善の策かなって思っているこの頃です。
by しょうたく (2010-07-02 21:40) 

瓦人

総天然素材&無着色のいぶし瓦だからこそ、経年変化の色合いがキレイなんですよね。
朽ち方が美しい・・・まさしく古美るってヤツですね。
人工の建材は、この朽ち方が汚らしい。
なぜか?その本質が偽者だからですよね。
木・土・石・紙で出来た家が理やっぱ理想ですね。
by 瓦人 (2010-07-02 21:52) 

お洒落な屋根

まさゆきさん>ん!任せた!!っと言いたいところなのですが??御社の場合は、
         野放し状態にいたしますと、と~んでもない事やらかしますからねぇ?
         だって、ほら!歴史、文化を全否定いたしました例の2人組みが
         いますからねぇ??(笑´∀`)ヶラヶラ
by お洒落な屋根 (2010-07-03 06:48) 

お洒落な屋根

しょうたくさん>単なる商売だけなら、こんな仕事やりませんけろね♪
         不覚にも、歴史を感じてしまったお洒落な屋根。。
         立候補して、めんどくさい仕事やってますw。(笑)
         たいして、儲かりませんが?お金を頂いて、勉強できれば、っと、
         開き直って、楽ちく復元です((*´∀`))ウキャキャ
         
by お洒落な屋根 (2010-07-03 07:01) 

お洒落な屋根

瓦人さん>問題は、そっこなんだなぁ!社寺などでも、木、白壁、いぶし瓦
       年が経つにつれて、味が出てくるから、渋いのです。
       ペンキがはげるのは、単なるボロにすぎません!。
       本物素材の、いぶし瓦、自信を持って、行きましょうぜぃ!(^-^)ニコッ
by お洒落な屋根 (2010-07-03 07:09) 

katuyosi

杉の6分板を細木で隙間をふさいでるだけなんですね。
今の屋根の漏れることを前提にしている考えと、瓦の谷に雨を走らせてもれないことが前提の昔とでは下地の考え方も違うんですね。

杉皮はムレ防止の意味合いのほうが強いんですね。
いい職人がいつも付いてれば、野地だけでも持つのかもしれませんね。多少漏れても合板じゃないので、バケツ受けてればいいし。

木っ端を並べて石でおもしをしただけのもの、石屋根。時代による素材の変化もあるけど、処変われば屋根も考え方もいろいろですね。

密着性がなければ雨もりも走りにくい。

透湿性があって、熱による揮発成分をふくんでいなくて熱劣化しにくい、熱に強く、万一の時の引っ張りにも強い、紫外線劣化の少ないもので、、、虫に強い  
それで自然の素材。    んん〜〜たくさんあるな。。。。
でも高分子系はそう考えると壊滅・全滅のような。

しかし、野地板はなんで縦に使わないんでしょうか???

杉皮は熊野市役所林業振興課に問い合わせ、林業をされてる方に直接剥いでもらうと幾らになるか問い合せています。

いい加減しつこいですね(笑い)
by katuyosi (2010-07-21 16:36) 

お洒落な屋根

katuyosiさん>この例も、特殊例です。(笑)
          こ~んな現実も、澄んだ目で視て、勉強し、日々反省の毎日の
          お洒落な屋根ですw。(笑)
         
          ところで、野地板はなんで縦に使わないんでしょうか?の
          ご質問に、お答えいたします。
          それは、垂木が縦だからです。
          土蔵など、母屋に垂木なしの場合は、縦張りです。
          垂木があっても、化粧野地の場合、木小舞(きごまい)を
          入れると、縦張りになりますのよん!
          杉皮、手に入るといいですね♪ニコ(*^_^*)ニコ
          
by お洒落な屋根 (2010-07-21 19:42) 

katuyosi

あ。なるほど垂木なし、化粧小舞の場合が縦ばりで垂木が縦だと横ばりなんですね。見た目の問題で、この場合も雨が野路板を濡らすわけでもないんで、とんとんのように繊維の向きは考えなくてもいいのですね。
ありがとうございます。

杉皮安ければうちでも考えたいんですが。。。

ま、今回使えなくても、お役立ちルートを開拓しておけば、よそのお宅や次の葺き替えのときにも役立つと思うので、、、

熊野市役所林業振興課の人も親切で良いですよ。
メールだけでなく電話までしてくれていろいろ探してくれています。
見習わんかい!!!広島って感じですよ。


by katuyosi (2010-07-21 23:11) 

katuyosi

広島の市民局文化財課の方からも今朝電話をいただきました。
そちらでも何でも疑問や相談にのるとのことでした。

こちらのブログも見ていただいたようです。
文化財建造物保存技術協会の副支部長にもメールを転送して対応していただけるようです。(一度お会いしたことがあります。)

我が家はもちろん文化財でもなんでもないですが、まだまだ良い方は周りにたくさんいらっしゃいますね。

<見習わんかい!!!広島>ちょっとだけ撤回します。(笑い)
by katuyosi (2010-07-22 10:27) 

お洒落な屋根

katuyosi さん>それはよかったですね♪
           <見習わんかい!!!広島>んじゃ、撤回ですね(笑)
           
           この間の、目利き人なきところ未来なしの記事ですが?

           「伝統的な日本の建物が姿を消していく中、伝統的な
            技を持った職人も消えていく。しかし地域の伝統を守る
            のは私たち職人で、文化庁ではない!!」で始まります。
           中略
            最後は、
           「関東の瓦屋根は、粋な色気があるが、関西は優美で雅
            な線がある。こんな違いすらわからなくなったら、瓦職人は
            おしまいだ。」で締めくくりですw。(o゚▽゚)oニパッ

by お洒落な屋根 (2010-07-22 19:58) 

katuyosi

>><見習わんかい!!!広島>んじゃ、撤回ですね(笑)

そうですね。ちょっとだけ、、、

市民局文化財課の方が前のきたときに、私も同じことを言いました。
文化庁で文化財だといって、宝探しや観光資源のようなものをいくらやってもだめだと。
悪徳(たとえです。)商売人がどんな家に住んでいて何が残っていても、ただの見世物後小屋のようで何も感じないと。
文化や技・人の思いを守ること、伝えることで、ものを保存することではない。

当たり前に誰もがやっていた修繕に、ここまで苦労するのは、職人が生きていく市場を国が壊しているからではないのかと。

古い家を残し、子供たちに昔の家での暮らし・文化を伝えたい家は、何も登録などせずとも残す。
市場が昔のように自由になれば職人の技・物はもっと当たり前に残るのではないかと

今回、昔のやり方・材料なんかにこだわるのも息子の代に、葺き替えをするとき次の職人さんが感じるものを何か伝えたいのもあります。

昔のやり方が何一つまちがっちゃないと、どうやって残していくかと、、、ああでもない、こうでもないと、こだわる私に怒るでもなく儲けを抜きでやってやるという職人さん、話を聞いて古いかわらを売ってる瓦屋さんが合うのがあれば無料であげてもいいよといってくれる。
何かを残したい、伝えたい、、、そうしたそれぞれの思いの中で、
いろいろな人が、こんななんでもない家のことであつまって熱くなってくれる。

有難いですよね。。

今回お願いする職人さんにとっても民家の曳き直しは最後かもしれません。それぞれの思いや人情を技とともに伝え残したい。
見て盗み・聞いて学び・知って自慢してもらいたい。伝えていきたい。
文化や伝統は生活の中で、庶民の人情や情熱の中で伝えられるもんだと思うんです。金かけて物を残すものではないとも思うのです。


国や文化庁からはそんな何が何でも伝統をつなげていく。
世界に日本の技の伝承・先人の知恵はすごいだろうと胸を張る。。
そんな思いがね、、、今ひとつ感じられないのですよ。一人一人の人は本当にいい人ばかりなんですが、、、、

今、、肩書きや仕事を超えて少しずつ人が繋がってきて、
有難いなと。。。
だから、ちょっとだけ、、、なんですが
by katuyosi (2010-07-22 23:16) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。