だるま窯一考! [作品(瓦のこと)]
淡路島にお邪魔して、たくさんの勉強をさせて頂いたお洒落な屋根です。
スケールを持って、自分なりの寸法をない頭に叩き込んでまいりましたが?(笑)
本日は、超単純な疑問、発見を、書きたいと思います。
淡路島で、見せて頂いた、「だるま窯」
私の家にも、3基ありましたので、とても懐かしかったです。
我が組合員の皆さんも、あれこれ、昔話で、もりあがりました。
が??私としては、何かが違うんです。どっか違うんです。
俺んちの奴と、違うんです。
興津さんのお話でも、どうも、つじつまが合わないんです。
私は、だるま窯は、知らないんです。
この「半倒炎窯」しか知らないんです。ん???????????
これは、「だるま窯」じゃないの??そもそも「半倒炎窯」って何??
お話を、伺っているうちに、私の、違和感の原因が、判明いたしました
そうです。この、
煙突の位置なんです。
3日め、滋賀県、近江八幡瓦ミュージアムに再生復元してあった、
「だるま窯」
この方が、俺んちにあった、だるま窯に近い形です。
煙も、このように出ます。
そうです。このように、直炎で焼くのが、だるま窯
熱効率を考えて、上から、炎をまわすのが、半倒炎窯だそうです。
そうそう、この、半倒炎窯、今の、ガス窯の、前身です。
すっごいよね♪淡路島!
それと、同じガス単窯でも、
火入れ式の時、
こ~んなガス窯、俺、初めて見ました。ジェット噴射対流型と言うのかなぁ?(笑)
瓦を焼く!って、すっごい事なんですねぇ!!!奥が深いですよね♪
この、価値がわからん奴には、瓦は、さわってほしくありません!
わかる人だけ、わかるお施主様だけ、に、提供します。
まっ、わかって頂く努力だけは、とりあえず、しないとね♪
同じ、淡路島、見て来ても、人と違った所が気になる変な視点の、
お洒落な屋根じじいです。(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
すごいダルマ窯ですねー。今でも淡路で使っていたんですか?
しかし、一生懸命に焼くことを考えていたことが伝わりますねー。
一生勉強して工夫したんですねー。
by 古民家 (2009-09-20 18:24)
古民家さん>いえいえ、このだるま窯は、復刻版です。
淡路島でも、家ら関東と同じように、昭和50年を境に、ガス窯へと
切り替わったそうです。が?しかし、この土窯で、「半倒炎式」を導入して
いたなんて、俺、全然知りませんでした。恐るべし淡路瓦!!
古民家さん家の近くのだるま窯も、4枚目の写真のように、頭のてっぺん
から煙噴いてたでしょ?(笑)
歴史のある、「瓦」、奥が深いです。私も、それこそ、一生勉強です。
今回の、若い皆を巻き込んでの淡路視察、とても大きな意味がありました
製工一丸となって、本物を追求していかないと、この、おかしな日本
ほんと、おかしくなっちゃいます。(笑)
by お洒落な屋根 (2009-09-20 20:21)
ご遠方ご苦労様でした。
また、淡路DGプロジェクトのご見学ありがとうございました。
余談になるかもしれませんが、この窯についての詳しいことはこちらをご覧になってください。
ただ、いぶしコミも直焔しきではなく倒焔のまま行っています。
http://blog.goo.ne.jp/nano0708/s/%C8%BE%C5%DD%B1%EB
by EARTH,W (2009-09-21 08:37)
EARTH,Wさん>見学させて頂いて、ありがとうございました。
そして、↑これ、拝見させてもらいましたぁ。
ズバリ!(゚ー゚*)ナットク!です。勉強させて頂きました。(^-^)ニコッ
by お洒落な屋根 (2009-09-21 19:34)
ただ釜の中に熱をため込むではなく、
いかに熱を回すか試行錯誤の末生まれたのですね。
焼きムラが無くなるから歩留まりも良いのでしょう。
by しょうたく (2009-09-27 22:04)
しょうたくさん>このように、いい意味での進化は必要ですよね♪
この炎って奴は、水は低い方に流れると同じように、温度の高い方に
なびく、正直な奴です。これを、いかに均一に回してやるかが、
職人技です。
by お洒落な屋根 (2009-09-28 07:27)