かまいたち [作品（瓦のこと）]
今日は、以前落雷被害で、私が、修理したお寺さんに、行って来ましたぁ
先週の、大風で、瓦が、すっ飛んだ！！って住職さんから![[携帯電話]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/75.gif){kind=small}
ありまして
まぁ、以前にも私が、修理した箇所らしい。。ので、
私ほどのベテランになりますと（笑）今度![[雨]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/3.gif){kind=small}
が降るまでには、
参上いたしま～す！って、のん気構えてましたけろ、
明日は、の予報なので、行って来ましたよ～ん！！
行ってみると、私の想像通り！！
こ～んな状況です。。じゃ～ん！！↓ 
ほ～ら！！↓ 
早速、屋根に登って↓
私が修理した隣りがやられちゃってますねぇ？？（笑）・・風の直撃を、くらっちゃったのでしょう。。。これは、間違えで・・・・この箇所は、風向きとは、反対側の箇所なのです。。これは、棟越えの風が、ある、一定条件の下、真空状態を巻き起こし、吹き付ける力ではなく、吸い上げる力を発生させるものです。私達の地方の、古い職人は、「かまいたち現象」って呼んでいます。。このような現象は、釘を打っても、防災瓦でも、発生します。。よくあるでしょ？？寄棟南西の隅の南側のこの箇所。。。ある程度、経験を重ねている瓦職人なら、この箇所の事故は、皆～んな遭遇しているでしょ？？（笑）これは、意味のない、回転実験装置などでは、解明出来ません！！・・まぁ、んな事言ってても、始まらないので、、こ～んな感じに、↓
南蛮葺きで、更には、長～い釘・ビスを併用しまして↓
チャッチャッチャーって、直しました。
この、かまいたち現象。。。竜巻、突風、台風、の時にも現れます。ビル風などでも発生します。立地条件、棟の段数、屋根勾配、など等、条件が重なった時に発生します。。この事すら分からない業者が施工しても、ある程度予測して、厳重に注意して、施工しても、こいつは、発生いたします。奴は、妖怪ですから・・・（笑）まぁ、一つ言える事は、この妖怪に取り付かれた時の、対処のしかたです。。目一杯の仕事をして、信頼関係があれば、ＯＫ！だし、、ただ単に、うわべだけ、お金だけの付き合いなら、ＮＧでしょう。（笑）一生懸命やってる瓦職人なら、このかまいたち現象」何度か？遭遇してますよね♪。ま、その他は、大幅なる、入れ歯補強はしてありますが？（笑）当面は、大丈夫でしょう。。((*´∀｀))ｳｷｬｷｬ ↓ 
・ これからの屋根業界は、回転実験装置などより、航空力学の勉強をしないと、いけませんねぇ？？（●＞∀＜●）ノケッケケケ ププププぅぁはははははっは
トントンは杉皮でしょうか？けっこうしっかりしているように見えました。
by しょうたく (2011-02-27 22:23)
しょうたくさん＞はい、杉皮です。これだけ通気性がよければ
杉っ皮も、ビンビンです（笑）。杉皮は、蒸れると弱いですからね♪
今の、高断熱・高気密だけを追求しているのと、昔ながらの、
伝統工法。。むじゅかちいギャップですね♪（＾－＾）ニコッ
by お洒落な屋根 (2011-02-28 07:48)
妖怪かまいたち ですかぁ～☆…ちなみに 我が社には、カマをかけるのが好きな半分妖怪 ネズミ男 がいます(笑)
by まさゆき (2011-03-01 10:51)
まさゆきさん＞半妖怪ネズミ男ですかぁ？(笑´∀｀)ヶﾗヶﾗ
オイ、キタロウ！(◎)/ (Wε゜)ナンダイ、トーサン？
ぎゃははははははは ＿（＿＿)ノ彡☆ばんばん！
by お洒落な屋根 (2011-03-01 14:01)
お疲れ様です！
私も以前、竜巻の影響で入母屋根の南西隅際の桟瓦の補習に行きました。
その現場の桟瓦は、三枚に一枚だけステンレス釘打っていたので、釘を打っていないヵ所だけぶっ飛んでいました。
京都では少ない現象ですが、気を付けて施工したいと思います。
勉強させて頂いてありがとうございました。
by 瓦職人しんちゃん (2011-03-02 21:17)
しんちゃん＞真空状態には、参りますよね♪（笑）
家の方の地方は、関東の内陸部の平地なので、特に、台風の直撃を
くらう訳でもなく、大雪の被害がある訳でもないので、比較的、
甘い考えの施工が多いです。（笑）
ただ、上州名物空っ風（からっかぜ）が吹くと、この箇所が、やばいです。
その事は、ガイドライン等では、教えてくれませんので、
現場・現場で、想定して、気を付けて施工したいですね♪（＾－＾）ニコッ
by お洒落な屋根 (2011-03-03 07:00)